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【Kindle】「生きている会社、死んでいる会社―「創造的新陳代謝」を生み出す10の基本原則 」 遠藤 功 (著)  

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出版社:東洋経済新報社 (2018/2/23)



遠藤功氏の著書については随分前から読み続けている。遠藤氏の著書の底流に流れる「現場」に対する考え方に共鳴し読み続けてきた。本書はこれまでに出版した書籍の集大成的な位置づけとのコメントがあり、キンドルで購入して読んだが、まさに集大成であると感じた。

今回は、「生きている」、「死んでいる」という視点である。確かに存続し続けている会社は数多あるが、本当に価値を創造し、社会で必要とされているのかどうか、そして所属している社員が働き甲斐を感じて価値を創造しているか、と見ていくと疑問に感じる会社もあるのが事実。特に最近の不祥事が報道されている会社などは、そこで働いている社員はどう感じているのだろうかと思ってしまう。

さて、それでは、遠藤氏の言う「生きている会社」とはどのような会社か。
著者は、「「生きている会社」とは、絶え間なく挑戦し、絶え間なく実践し、絶え間なく創造し、絶え間なく代謝する会社」だと定義している。

そして、「「生きている」とは、ただたんに存在することではない。  会社全体が大きな熱を帯び、理詰めで考え、行動し、新たな創造に向かって社員たちの心が奮い立っている。」とし、つまり「挑戦─実践─創造」が重要であり、特に「事業」「業務」「組織」「人」の 4 つの「新陳代謝」がされていなければならないとしている。

企業は利益を得なければ継続できないとは言うが、その前に会社の条件として、①「熱」(ほとばしる情熱) ②「理」(徹底した理詰め) ③「情」(社員たちの心の充足)  この 3 つの条件が整い、重なり合うことによって、会社は活性化し、「生きている」状態になる。その結果、生まれるのが「利」(利益)であると著者は述べている。

振り返って自分自身が所属していた組織はどうだったのだろう。とても「挑戦-実践-創造」ができていたとは言えない。それでは社員自身はどのようの受け止めているのか、業務の性質上、日本の社会のインフラを担っていることは事実であり、そのことを前向きに捉えられる社員は自分自身の中で、あるいは周囲で「挑戦-実践-創造」を実践しているのかもしれない。他人事のようなことを言っているが、私自身は自信を持って言うというところまではいかないが、ある程度当事者意識を感じながら実践していたと捉えている。ただ継続することはできなかった。

本書の中には上記で取り上げた以外にも様々な視点から組織のあるべき姿を語っており、全体を通して実に有意義な一冊である。マネジメントを行う管理者だけでなく、役職者にも読ませたい一冊だと思う。

(2018.05.14)

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 おすすめ度 ★★★★★  
 読みやすさ ★★★★★
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category: ビジネス

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janre: 本・雑誌

tag: Kindle、経営 
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002 タイトルを変更しました  

「ハルキ」は、ネット上などで使用している名前です。 現在中断されている日経ビジネスポッドキャストのコメントにも何度かこの名前で投稿したことがあります。 一昨年末にはコメントが採りあげられただけでなく、佐藤編集長と薬師神アナウンサーのサイン入り書籍をプレゼントされたことがあります。 この書籍は「先んずべし」という本ですが、当時のトヨタ自動車の強さを物語るものです。 そのトヨタ自動車が現在のような状況になることを誰が予想したでしょうか。 しかし、この書籍は未来を想定していなかったということではなく、現在のような状況でも再び浮上する基盤強固さを物語ってもいるのではないでしょうか。 今の時期に再度読み直しても興味ある書籍です。

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