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カテゴリー「本/文学」の記事一覧

【書籍】「希望の糸」 東野 圭吾 (著)  

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出版社: 講談社 (2019/7/5)



 新聞の広告欄で著者の新刊が出たことを知り、早速、購入して読んだもの。

 著者の作品は昨年末に読んだ「沈黙のパレード」以来。この作品はガリレオシリーズの最新作だったが、今回の新作は事前の書評などを全く読んでいなかったので、どんな内容なのかもわからずに読み始めた。
本の帯には「死んだ人のことなんか知らない。私は誰かの変わりに生まれてきたんじゃない。」とあり、推理小説とも、社会派小説とも想像させるようなキャッチコピーが掲載されている。

 「プロローグ」を読み始める。そこには幸せそうな夫婦が事故により二人の子供を失うことが書かれ、そしてしばらく後に、もう一度新たな子供を設けることとなる物語で始まる。これを読むと、もしかすると帯のキャッチフレーズは、この新たに生まれてくることとなる子供の声なのかもしれないと思い始める。でも事件はこれからだ。

 その後、小説は2つのストーリーが並行的に語られることになるが、その2つの物語を橋渡しするのが刑事・松宮修平である。彼は東野圭吾作品ではお馴染みの加賀恭一郎の従弟である。この松宮修平の個人的なストーリーと、とある殺人事件が同時に語られていく。

 これ以上はネタバレになるので控えるが、著者の作品としては「人魚の眠る家」に続く「家族」について考えさせられた物語。エンディングまで予想できない展開もあり、最後には読むのが止まらなくなってしまった。

 短期間にこれだけの作品を書き続ける作家というのはどんなアイデアを紡ぎ出せるものを持っているのだろう。
 今後の新作も楽しみである。

(2019.07.27)

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 おすすめ度 ★★★★★  
 読みやすさ ★★★★★
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 ☆ 購入日 2019年07月07日(日)
 ☆ 価格  1,836円
 ☆ 読了日 2019年07月13日(土)




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【書籍】 「村上春樹は、むずかしい (岩波新書) 」 加藤 典洋 (著)  

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村上春樹は、むずかしい_convert_20160108201951
   「村上春樹は、むずかしい」


出版社: 岩波書店 (2015/12/19)



昨年(2015年)の最初のブログ掲載は「羊をめぐる冒険」であった。

その年が、未(ひつじ)年であり、年賀状の意匠の「羊のマフラー」が話題になったこともあり、自宅に残っていた全作品の初期4巻の中からこの作品を読み、その後に「世界の終りとハードボイルドワンダーランド」を読むことになった。

そして、昨年末に発行された本書を読みながら年を越え、申年となった本日、この本を読み終えた。

これまで、村上春樹の作品を読むのは毎回楽しみで、一般的に言えば熱烈な春樹ファンだと思うが、彼の批評を読むのはあまり好きではなかった。 それは、30年前からずっと読み続けている者として、自分の中の「ムラカミハルキ」を壊したくなかったということからだろうと思う。

昨年初めのブログにも記載したが、1980年台の10年間は自分の生涯の中でもさまざまな出来事があり、その間、彼の作品に随分と救われた思いが詰まっている。そんなセンチメンタルな思いを正当な批評であろうと壊されたくないという思いがあった。

たまたま先月の新聞のコラム欄に掲載された本書の引用を見て、ふと今なら読めるかもしれないと感じ、早速購入して読み始めたものである。 タイトルにもあるが、本書の内容も「むずかしい」。なんせ「岩波新書」ですからね。
「こういう言い回しをしなくても良いのでは…」という表現には閉口するが、筆者にとってはそれしか表現のしようがないことなのであろう。「むずかしい」と言っている表現自体が難しいのであるから困ったものである。

ただ、読み終わってみると、村上春樹という作家の全体像を客観的にかつ精緻に分析しているように思う。作家本人の受け止めは別にしても、ファンの一人として、このような批評は嬉しくもある。

一度読んだだけでは理解しきれない内容であるが、著者と一緒にがっつりと村上春樹と組みした感じが気持ち良い。 また、以前の村上春樹の作品を読みたくなり、「ねじまき鳥クロニクル」を注文した。

(2016.01.08)

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 おすすめ度 ★★★★☆  
 読みやすさ ★★★★☆
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書籍 「海賊とよばれた男 上・下」 百田 尚樹 (著)  

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海賊とよばれた男

出版社: 講談社 (2012/7/12)



「日経ビジネス・10月13日号」から始まった経営教室に、出光興産の元会長である天坊昭彦氏が4回連載で掲載したシリーズの初回に本書を紹介していたのがきっかけで読み始めた

一昨年の出版当初から話題になり、昨年4月に第10回本屋大賞を受賞し、ベストセラーとなっていたもの。その際は何となく手が出なかったのだが、今回の日経ビジネスの記事を読んでとても興味を持ち、あっという間に読み終わってしまった。

大変面白かったうえに、戦前戦後の日本の歴史をよく表していて、その時期の歴史小説としても勉強になる一冊である。

何よりも出光興産の創業者である出光佐三氏の生涯を描いたノンフィクションノベルであるが、その人柄がたまらなく魅力的である。これほど生涯にわたって自分自身を貫いた人生を送ったものがいるだろうか、という感動さえ覚える小説である。そのブレのなさ、原理原則に忠実であること、すばらしいの一言である。

上下巻とボリュームがあるが、読みやすいので、ぜひ敬遠せずに読んでほしい一冊である。

(2014.11.09)

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 おすすめ度 ★★★★★  
 読みやすさ ★★★★☆
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190 ★★★ 今週の読書トピック(11/27-12/03) ★★★ 566  




 【 読了本 】

「スティーブ・ジョブズ I 」
ウォルター・アイザックソン (著), 井口 耕二 (翻訳) 



ビジネスマンのための「行動観察」入門 (講談社現代新書)
松波 晴人 (2011/10/18)



「クラウド「超」仕事法 スマートフォンを制する者が、未来を制する」
 野口 悠紀雄 (講談社 2011/11/25)



 【 読中本 】

「社畜のススメ」 (新潮新書)
 藤本 篤志 (2011/11)


 

「人事部は見ている」(日経プレミアシリーズ)
 楠木 新 (2011/6/16)




 【 購入本 】

「スティーブ・ジョブズ Ⅱ 」
ウォルター・アイザックソン (著), 井口 耕二 (翻訳) 



「先送りせずにすぐやる人に変わる方法」
 佐々木 正悟 (中経文庫 - 2011/11/26)



「たった三行で会社は変わる―変化と行動の経営」 
藤田 東久夫 (ダイヤモンド社 - 2007/1/13)



【 トピック 】

-- 11月29日(火) --

55歳になった当日に会議があり、このブログを応援してくれている先輩の支店長から職場での社員とのやり取りについて話を聞かせていただいた。支店で実施している「3行提案」という取組について、ある社員が「○○という本を参考にしているのですか」と聞いてきたという。支店長は確かにその本を参考に始めた施策ではあったが、このように問題意識を持って施策を受け止めている社員がいることが嬉しかったと話をされていた。良い話だと思う。私もあやかりたいと思い、さっそく購入した。
自身が読んだ本を他の人にも参考にしてほしい、そのために推薦したい、というのが読書をしていくことの本来の意味なのだと思う。ましてや現在のようにインプットよりもアウトプットが重要視され、そのことが企業で云えば浮沈につながるような時代にあっては正にそうだと思う。



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