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【Kindle】「最高の成果を生み出す ビジネススキル・プリンシプル」 中尾隆一郎(著)  

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出版社: フォレスト出版 (2019/3/17)



  休日に立ち寄った本屋で本書が目に入り、タイトルが気になったのでざっと目を通した。 その中に「プリンシプル」とは「原理原則」のこととあり、「ビジネススキル」の「原理原則」であれば読むしかないと思い、早速Kindle版を購入して読んだ。

 著者の中尾隆一郎氏はリクルート出身。「リクルート出身」って本当に多いなとつくづく思う。いったん就職しても最後までそこに勤めるという意識はなく、いずれ独立するなどと考えている創造力のある人が多いのだろう。こんな環境に置かれるとどんな感じなのだろうと叶わない思いだが、何となく触れてみたいような気もする。 そのようなリクルート内でも珍しく著者自身は2018年まで30年近く勤務している。後半は社内勉強会の講師を務めるなどしているので言わば独立したのと同様な役割と言えるのかもしれぬが、本書はその後半の時期に蓄えた知識、スキルについて2019年3月に書籍化されたものである。

 本書には「仕事の成果を上げるための78のスキル」が7つに分類されて掲載されている。その内容が「プリンシプル」=「原理原則」ということである。

 例えば、第1章「ROIを意識して生産性を上げる」の章、「ROI」とは「投資(Return)対効果(Investment)」ということであるが、その最初のスキルが「やらないことを決める」である。78のスキル、原理原則の最初のスキルが「やらないことを決める」というのは実に理に適っていると思う。実際、組織の中で仕事をしていくと自分だけではどうしようもないこともあるが、「やるべきではない」と思っていても「やらざるを得ない」ということがいかに多いことか。必要ないと思われる「報告」、ただの情報共有だけ、参加者のほとんどが発言しない「会議」など、数え上げればきりがない。組織で決められていることに対して抗うのは難しいかもしれないが、そこをいかに自分の中で処理するか、また自分自身の行なっていることのなかで「やらないこと」をやっていないか、そんなことをまず最初に考えるべきということだろう。

 また、第6章「マネジメントの原理原則を身につける」の章では、「ちなみにマネジメントをするにはスキルが必要です 。大別すると 2つのスキルです 。 1つは 、人のマネジメントスキルである 「 P E : P e o p l e E m p o w e r m e n t 」のスキル 。もう 1つは 、仕事やプロジェクトのマネジメントスキルである 「 P M : P r o j e c t M a n a g e m e n t 」のスキルです 。」として、マネジメントのスキルを解説している。 ここで重要なのはどちらも「スキル」と表現していることだ。つまり「習得」が可能ということである。 意外と組織の中でマネジメントというと「経験」を重視しがちである。そのために訓練を行うことを怠り、本人の成長に任せるということがありがちである。しかし、「スキル」を習得しようという意欲あるマネジャーは良いが、そうでなければ部下が迷惑してしまう。自分勝手にマネジメント力を発揮しようとするからである。

 2つの原理原則の解説を引用したが本書には他にもこのような原理原則が解説されている。ひととおり読むだけではなく、一つ一つ整理をして自分のものにしていけば、かなり強いマネジメント力につながると思う。
ぜひ、一読をお勧めする。

(2019.08.23)

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 おすすめ度 ★★★★☆  
 読みやすさ ★★★★☆
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☆ 購入日 2019年06月18日(火)
☆ 価格  1,512円
☆ 読了日 2019年07月18日(木)




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【Kindle】「平成の経営」 伊丹 敬之 (著)  

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出版社: 日本経済新聞出版社 (2019/1/26)



 著者は本書の冒頭、平成という時代に「何が疾風の中の勁草だったのか」を整理するための本書を執筆したと書いている。平成の時代の「疾風」とは、バブル崩壊とリーマンショックである。この二度の大きな疾風を経験しながらも日本企業は生き残ってきた。それはなぜなのかを問うというものである。

 構成であるが、第1部の「平成の三十年間」により時間軸という縦軸で日本企業の流れを追い、第2部の「世界、技術、ヒト、カネの三十年間」と題してそれぞれのテーマで横軸的に日本企業の三十年間を俯瞰した構成となっている。

 別ページに目次を掲載しているが、2部構成のそれぞれに細かい章立てされており、構成自体はわかりやすいものだと思う。ただ第1部は平成の30年を10年間ずつに分けているが、ベータに基づく検証が多くなっているのでやや読みにくい印象は否めない。

 ただ、私自身は自分の人生の中で平成という時代が大きな位置を占めているので、この平成という時代を今後も自分なりに検証していきたい。そのために有意義な1冊であったことは間違いない。
(2019.05.15)

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 おすすめ度 ★★★★☆  
 読みやすさ ★★★★☆
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☆ 購入日 2019年03月29日(金)
☆ 価格  1,800円
☆ 読了日 2019年05月13日(月)




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【Kindle】「the four GAFA 四騎士が創り変えた世界」  スコット・ギャロウェイ (著), 渡会 圭子 (翻訳)  

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出版社: 東洋経済新報社 (2018/7/27)



■ 「GAFA」とは何者だ
 既にメディアで大きく取り上げられている本書のテーマとなっている「GAFA」とは何かについて説明は不要だろう。しかし、ここ数年でここまで巨大な企業になると、誰が想像しただろうか。
 ほんの10年前の私自身を取り巻く環境を考えてみる。

2008年、Facebookはやっていなかったというより、この年に日本語版がリリースされている。パソコンはWindowsだし、ブラウザーは当然のようにインターネットエクスプローラだった。ネットで本を買いはじめていたがAmazonではなかったと思う。これがたった10年前である。
 ここ数年の間にこの巨大な4社(本書では4騎士と呼んでいる)により世の中が席巻されてしまっている。

■ なぜこのように巨大になったのか
 本書ではこの4社に共通する点について次のように言っている。
四騎士に共通する 8 つの要素がある。 ① 商品の差別化、 ② ビジョンへの投資、 ③ 世界展開、 ④ 好感度、 ⑤ 垂直統合、 ⑥ AI、 ⑦ キャリアの箔づけになる、 ⑧ 地の利。」
 なかでも①商品の差別化であろう。このことが他の同業企業と大きな差をつけてここまで巨大になったことの大きな要因だろう。それもこのような短期間で。

■ これからどうなる
 いま、この4つの企業に全世界の個人情報などがすべて囲い込まれてしまうということが懸念されている。巨大なプラットフォームと呼ばれ、これらの企業が提供するサービスを利用しなければ生活ができない環境になることが想像されている。
 「GAFAの先にはGAFAしかない」とも言われている。今後の社会の中でさらにAIが進むことにより我々の仕事も大きく変化されることが想像に難くない。浸食されていく可能性さえある。そのような社会になったときに我々はどのようにして生きていくのか。

 いわば本書は我々にとって
「黙示録」といえる。将来が怖くなる一冊である。

(2018.12.21)

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 おすすめ度 ★★★★☆  
 読みやすさ ★★★★☆
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 ☆ 購入日 2018年11月20日(火)
 ☆ 価格  1,944円
 ☆ 読了日 2018年12月05日(水)


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【Kindle】「すいません、ほぼ日経営。」 川島蓉子 (著), 糸井重里 (著)  

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出版社: 日経BP社 (2018/10/18)




☆購入日 2018年10月29日(月)
☆価格  1,500円(Kindle版)、1,620円(単行本)
☆読了日 2018年11月05日(火)



 「ほぼ日手帳」を知っている人は多いだろう。私も2回(2年間)使用した経験がある。その時は1日1ページのスペースを埋めきれない日が多く、振り返るたびに何だか自分が無能な気がしてしまい、翌年からは見開き1週間タイプの手帳に変えることにしてしまった。

 「ほぼ日」は現在、「株式会社ほぼ日」となっているそうで、そしてジャスダック市場に上場しているとのこと。前進は「
株式会社東京糸井重里事務所」と呼ばれていたが、2016年12月に社名変更し、翌年3月東京証券取引所JASDAQ市場に上場を果たしている。

 もともとは糸井重里氏自身の事務所からスタートしているが、1998年6月から「ほぼ日刊イトイ新聞」をインターネット上に創刊し、そこからさまざまな商品が生まれ、商品販売を含めて業容が拡大していったようである。その最たるものが「ほぼ日手帳」である。「ほぼ日手帳」は2001年10月に2002年版が発行されたのが最初で、その様子は「2002年版ほぼ日手帳成功物語」としていまでもサイト上に掲載されており、興味深い。

 さて、本書であるが、日経ビジネスなどで記事を執筆している
川島蓉子氏が糸井重里氏に「株式会社ほぼ日」の経営についてインタビューした内容を元に作られている。
 確かに、「ほぼ日刊」と言いながら、一日も欠かさず発行して執筆している糸井氏はコピーライターという枠に収まりきらないものがあり、個人としてのコピーライターを生業としていた彼がチームを組んで「ほぼ日」を運営し、今や上場会社の社長となっていることは興味深い。

 その経営(本人は経営と呼ぶことを憚っているが)は、一般の会社の経営者の経営とは異なっていることは本書からもよくわかる。これは会社と呼ぶよりもチームと呼ぶに相応しい組織のようだ。そのことをよく表している文章があたので引用する。

うちには、伝家の宝刀のような言葉が二つあって、「誠実」と「貢献」です。 「誠実」については、「誠実は、姿勢である。弱くても、貧しくても、不勉強でも、誠実であることはできる」ということ。 「貢献」については、「貢献は、よろこびである。貢献することで、人をよろこばせることができる。そして、じぶんがよろこぶことができる。貢献することにおいて、人は新しい機会を得る」です。 」

 経営と言えば成果を求めそうだが、「ほぼ日」ではこのようなことを大切にしていて、社員が実践しているという。まさに当事者意識を持った社員が一つの目的に向かっている姿がうかがえる。最近読んだ本にもあるが、社員が自ら考え動く組織ほど現代において強いものはない。そのことがよくわかる一冊であった。

(2018.11.13)

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 おすすめ度 ★★★★☆  
 読みやすさ ★★★★☆
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【Kindle】「生涯投資家」 村上 世彰 (著)  

758

出版社: 文藝春秋 (2017/6/21)



☆購入日 2018年10月18日(木)
☆価格   700円(Kindle版、半額サービス)
☆読了日 2018年10月29日(月)



 ◾️ 日本にはコーポレート・ガバナンスがない

 少し前にベストセラーとなっていた「いま君に伝えたいお金の話」を読み、著者である村上世彰氏の主張に少し興味が出て、大人向けに普通に書かれた著書を読もうと思ってKindle版で読み終えた。

 読み終わった感想としては、「いま君に伝えたい・・・」で村上氏が主張している子供の頃から「投資」を意識することの必要性はよくわかったのだが、本書では村上氏の本来の主張である
コーポレート・ガバナンスの浸透と徹底」が前面に出過ぎていてやや食傷気味であった。

 前半は、子供のころから父親の影響で投資を始め、お金をどのように回していくのかということが成長と共に彼の人生と一体化としていたことがよくわかる。大学、そして最初の就職こそ直接投資とは関わらない「通産省」という仕事を選んだが、その官僚時代に世の中のお金の回し方の側面である主体となる会社のあり方に疑問を呈することとなり、自身が投資家を行うことで世の中の会社のあり方を変えていこうと至った経緯がよくわかる。
 興味を持って読んだのはこの前半部分、ニッポン放送株をめぐるインサイダー取引の容疑で逮捕されるところまでだろうか。子供のころから投資になじみ、そこから通産省の官僚となったときに企業のあり方を考え、企業のあるべき姿を主張し、自身が投資家となりファンドを運営することで企業立て直しを実行する、そして最終的にはその結果として逮捕されるという結末を迎える。もちろん村上氏は容疑は不当であるとしているが結果的には最高裁で有罪の結論となる。
 著者はそこからファンドではなく自身の資金から投資を行うことによって企業の再生を実行しようするのだが、それも日本という国の体質であろうが横やりや邪魔が入り実を結ばない。このあたりは著者の主張が強すぎる面があり、読んでいてもやや鼻につく。私自身も悪弊多き日本人ということだろうか。

 ◾️「日本郵政グループをモデルケースに」

 終盤にこれからの日本のあり方について触れる部分があるが、そのモデルケースとして「日本郵政」が取り上げられているのが興味深い。
 引用すると「日本政府には郵政グループを一つのモデルケースとして現状の改善を促す行動を起こしてほしい。日本郵政の事例は、日本の市場に対して、そして世界に対して「日本」からのメッセージを発信できる、またとない機会となるはずだ。ぜひ国として、上場企業のあるべき姿を追求してほしいと願う。」とある。
 本書で一貫して主張している村上氏の持論「コーポレート・ガバナンスの徹底と浸透」のモデルとなることができる可能性のある事例だと言っている。 内容は記載しないが、この点を含めて全体的な主張自体は素人ながらも首肯できるものだと思うが、実際の人となりについて先入観ができてしまっていることもあり、胡散臭く感じてしまうのは私だけだろうか。

 本書を読んでから、純粋な若年層へのメッセージとしての「いま君に伝えたい・・・」を読むべきであったか・・・。

(2018.11.09)

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 おすすめ度 ★★★☆☆  
 読みやすさ ★★★☆☆
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