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カテゴリー「ビジネス書籍(Kindle)」の記事一覧

【Kindle】「人間の本性」 丹羽宇一郎(著)  

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出版社: 幻冬舎 (2019/5/29)



 5月末に幻冬社の新聞広告を見て発売とほぼ同時にKindleで購入して読んだ。

 著者の丹羽宇一郎氏の著書はこれまでにも何冊か読んでおり、伊藤忠商事、中国大使など、その稀代の経営センスや先見性などには感服するものがある。今回は人生訓的な意味合いの強い著書を読んでみた。この年齢になってこの類の本を読むのは鼻白むところもないわけではないが、たまにはこのような人生訓を読み、謙虚に自分自身を振り返りながら先のことを考えることも必要だ。

 著者は、「人間は所詮、動物です」と言い、「私はそれを『動物の血』と呼んでいます」と書いている。そして、油断をするとその「動物の血」の部分が表に出てきてしまう、しかしそんな自分を見て愕然とする場面があるのではないか、それが人間の本性だと言い、そんな人間といかに付き合い、生きていくかを述べてみたいと書いています。 6章に分かれた内容の中からは著者の経験に基づくさまざまな示唆に富んだ言葉多くある。細項目まで含めて目次を次のページに記載しておいた。

 各章ごとに良いと思った文章があったが、私は、特に次の文章に惹かれた。

 ・「利他の精神」がなければ「人間」じゃない 「人は他者を意識したり、交わったりすることで向上心を抱いたり、努力をしたり、喜びを感じたりします」

 ・「世界に一つだけの花」というけれど、力の限り努力をしている人がその自負を持って、私はオンリーワンというならまだしも、たいして努力もせず、何かあると周りのせいにするような人が勘違いして「自分はオンリーワンな存在なんだ」と思っていても、ちっとも美しくありません。

 ・ 「人間の本性」にあらがう 「真実を見る勇気こそ、ロボットや動物とは違う人間の証しであることをわれわれは忘れてはいけないのです。」


示唆に富んだよい一冊である。

(2019.06.14)

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 おすすめ度 ★★★★☆  
 読みやすさ ★★★★☆
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☆ 購入日 2019年06月02日(日)
☆ 価格  821円
☆ 読了日 2019年06月10日(月)




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tag: Kindle  幻冬舎新書 
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【Kindle】「平成はなぜ失敗したのか (「失われた30年」の分析) 」 野口 悠紀雄 (著)  

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出版社: 幻冬舎 (2019/2/6)


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 おすすめ度 ★★★★☆  
 読みやすさ ★★★★☆
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 ☆ 購入日 2019年02月08日(金)
 ☆ 価格  1,116円 
 ☆ 読了日 2019年02月27日(水)


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【KIndle】「イオンを創った女 ― 評伝 小嶋千鶴子」 東海友和 (著)  

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出版社: プレジデント社 (2018/10/30)



 新聞に掲載されていた本書の広告にユニクロの柳井正氏のコメントが掲載されていた。いわく「今まで僕が読んだ人事の本で最高の本」。柳井氏が推薦したマネジメントの本はこれまでにも数冊読み、その造詣の深さに一目していたところであるが、今回はわざわざ「人事の本」と言っている。マネジメントではなく、マネジメントの最たるものとも言われる「人事」についての本という事で早速読んでみた。

■ 著者について
 著者である東海友和氏についてはWikipedia内に項目はなく、プレジデントオンラインに特設ページが設定されていた。
 三重県生まれ。岡田屋(現イオン株式会社)にて人事教育を中心に総務・営業・店舗開発・新規事業・経営監査などを経て、創業者小嶋千鶴子氏の私設美術館の設立にかかわる。美術館の運営責任者として数々の企画展をプロデュース、後に公益財団法人岡田文化財団の事務局長を務める。その後独立して現在、株式会社東和コンサルティングの代表取締役、公益法人・一般企業のマネジメントと人と組織を中心にコンサル活動をしている。

■ 小嶋千鶴子について
 こちらはWikipediaに詳しい。本書評伝の主人公である小嶋千鶴子は現在のジャスコ創業者・岡田卓也氏の実姉。前身である岡田屋呉服店時代に父親、そしてその後を継いだ母、姉の急死により、経営を継いだ1939年23歳の時から、実の弟である岡田卓也氏に代表をバトンタッチし、その後役員として行動する姿が描かれている。特に「人事・組織専門経営者のレジェンド」とも呼ばれた彼女の「人事」マネジメントについて当時部下であった著者が解説しているスタイルの評伝となっている。なお、本人は100歳を超え現在も健在である。

■ 人事の要諦
 著者が小嶋千鶴子から得たものを記載しているが、私自身が「人事の要諦」として感じた内容を以下に掲載したい。

・(1969年)小嶋は、新会社ジャスコで、社是「商業を通じて地域社会に奉仕しよう」を定め、同時に従業員の行動規範である「ジャスコの信条」と「ジャスコの誓い」を作り全従業員に配布、唱和させた。言葉は思想であり知識である

・店長の仕事で最も重要なことは、地域での会社の代表として、お客様へのサービスと数百人の従業員を預かり責任ある仕事を任されているという使命感を持つことである

・働く個人の生産性を高めるためには、①常に精神状態を肯定的に保つこと、②一生懸命かつ効率的に働くこと、③知識とノウハウの増加を図ること、④個人的友好関係を保つこと

・小嶋はよく現場でよく従業員に『問題あらへんか?』と声をかける。これは、①現場の問題への意識・関心を探ること、②その従業員の状況を把握すること、③その従業員に当事者意識をもたせるというものだ

・生産性の低い会社・職場に共通しているのはマネジメントが不在か、有効に働いていない場合がほとんどである

・維持機能だけの官僚化された組織の中ではイノベーターは生まれない。また、革新もなされることはない。発展力に必要なのは、何よりもイノベーターなのである

・人事政策の基本は、会社の中に良き風土を創造し、それを維持浸透させることである。『自分たちの会社は間違いなく社会に貢献している。だから誇りをもって仕事ができる』、このように考える社員が多ければ、これは会社にとって大きな強みである

・人事政策の要諦は、変化に対応する人材の育成である。企業には変化を好ましいことと考え、変化を先取りし、変化を予見して施策に反映させる人材が必要である

■ 最後に
 著者が本書をいま著した趣旨として次のように述べている。「経営においては、こういった混沌とした世界の中、いかなる変化にも耐えうる体質づくりが急務である。小嶋が縷々述べた持続的成長の担保は人づくりしかなく、まずそれらを推進する改革者的経営者とリーダーの育成である。いま存在していないものを創り上げることに責任を負い、未来を切り開くリーダーである」

 やはり何だかんだ言っても経営は人だ。人づくりがいかに大切か、改めて実感した次第。本書は今後も機会あるごとに読み返したい一冊である。

(2019.02.21)

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 おすすめ度 ★★★★★  
 読みやすさ ★★★★★
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☆ 購入日 2019年01月15日(火)
☆ 価格  1,600円
☆ 読了日 2019年01月24日(木)




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【Kindle】「メルカリ 希代のスタートアップ、野心と焦りと挑戦の5年間」 奥平和行 (著)  

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■ 日本で唯一の「ユニコーン企業」
 「ユニコーン企業」という言葉がある。企業の評価額が10億ドル(約1100億円)以上の非上場ベンチャー企業のことで、2010年代にアメリカで使われ始めたようだが、当時はフェイスブック社やツイッター社、あるいはウーバーやエアアンドビーなどの新興企業も該当しているようだ。投資家にとっては将来有望な企業として捉えられる企業であるが、そのほとんどは米国か中国の企業が占めている。そのような中、日本で唯一の「ユニコーン企業」と言われているのがメルカリである。本書はそのメルカリの創業時から現在に至るまでの企業の成長をノンフィクションとして著したものである。

■ フリマアプリとしては後発だった
 メルカリは、2013年2月にに山田進太郎氏が創業した株式会社コウゾウを前進として同年11月にメルカリと商号変更してスタートしている。当時、不用品を個人で販売するサイトとしてはヤフーや楽天がオークションとして多くの会員を獲得していたが、その後もっと簡便なスマホで出品できるフリマアプリとして「フリル」や「ラクマ」などが先行し、若い女性に受け入れられていた。そのような「フリマアプリ」が競合乱立する中に、後発として参入した「メルカリ」だが、米国などへの進出や、使いやすさを徹底するなどの戦略が功を奏し、2016年6月期には100億以上の売り上げを果たし創業以来初の黒字を達成している。

■ 今後の展望
 2018年6月には東証マザーズに上場し、名実ともに上場企業となるわけだが、拡大するにつれて現金やクレジットカードの出品という問題、売上金をそのまま購入金として使えるとした「資金決済法」への抵触問題など、様々な問題が発生しているが、その都度、対応を強化し、本年7月時点での国内ダウンロード数は7,100万件に達しており、他のアプリの比較にならないほど圧倒している。私自身もよく利用しているが「フリル」を吸収した楽天の「ラクマ」に比較して利用のしやすさだけでなく、出品数も比較にならない。探し物を検索するにはまずは「メルカリ」を選択してしまう。今後もこのような個人間取引は多くなるであろうし、使い方もより一層簡便となっていくのではないだろうか。このような中古品の取引が日本全体の物価指数を押し下げているという話題もある。

 本書を読むと、このようなベンチャー企業を立ち上げる人たちは特別な人ではなく、アイデアや知識、技術などの創意工夫により普通の人が立ち上げていくことがよくわかる。将来、日本のビジネス界はどのようになっていくのだろうか。

(2019.01.25)

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 おすすめ度 ★★★★☆  
 読みやすさ ★★★★☆
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 ☆ 購入日 2018年12月20日(木)
 ☆ 価格  1,600円
 ☆ 読了日 2019年01月07日(月)




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【Kindle】「神・時間術」 樺沢紫苑 (著)  

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■著者と時間術
 著者の樺沢紫苑氏については前回のブログで記載しているので省略するが、毎日のブログ更新、メルマガ発行などを7年間継続しているという恐ろしい時間術の達人である。本書はその著者の時間の使い方について解説したものである。自身の時間の使い方を解説した時間術に「神」とタイトルをつけていることも凄いが、中身も凄い。

■「神・時間術」の4原則
 著者は自身の経験から時間術について4つの原則を序章で上げている。そのうえで第一章から具体的な内容を解説している。その4つの原則について記載しておく。
 ①「集中力」を中心に時間を考える
  ・仕事の種類を「集中仕事」と「非集中仕事」の2つに分ける
  ・「集中仕事」を朝に持ってくる
  ・朝の時間は夜の4倍の価値がある
  ・変に集中力を高めようとしない
 ②集中力を「リセット」して時間を生み出す
  ・1日を「集中力☓時間」の二次元で考える
  ・昼からは適切なタイミングで「休息」を入れる
  ・疲れた脳は「有酸素運動」でリセットする
  ・「睡眠時間」は何があっても絶対に削らない
 ③アメリカ式の仕事効率を手に入れる
  ・集中力以外にも「仕事術」を使う
  ・仕事の「効率アップ」に工夫を重ね続ける
  ・日本人の「労働生産性」は、まだまだ上がる余地がある
  ・効率を上げて長時間労働から「解放する」ことを目指す
 ④「自己投資」のために時間を使う
  ・自由時間は「仕事以外」に使う
  ・娯楽は、「受動的娯楽」と「能動的娯楽」の2つに分ける
  ・スキルアップに時間を使う
  ・自己投資をして「自己成長のスパイラル」を起こす

■「集中力☓時間」について
 言われてみればそのとおりなのだが、「時間術」というからには「時間」をどう使うかということで、その時間における濃度を高めるための効率が欠かせない。その最たるものは「集中力」ということである。だらだらと仕事を行う時間と、電話やメールにも煩わされずに行う時間では仕事の出来栄えは大きく違ってくる。部下に何か集中して仕事をさせるために「別室」を与えるなどはよくやっていることである。ただ、そのことを自分事として能動的に自分の時間の使い方に採り入れているかどうか、そこはよく顧みた方がよいだろう。
 だいぶ前に「DIPS」という仕事術が話題になったことがあるが、それも集中力を高めるための仕事の仕方を組織として取組んでいるものであった。以前から言われていることではあるが、実際に意識しているのといないのでは大きく違ってくるということである。
 改めて自分自身の毎日を顧みるよい機会となった。

(2019.01.12)

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 おすすめ度 ★★★★☆  
 読みやすさ ★★★★★
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 ☆ 購入日 2018年12月17日(月)
 ☆ 価格  1,296円
 ☆ 読了日 2018年12月18日(火)




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