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2009年08月の記事一覧

031 「なぜ社長の話はわかりにくいのか」 武田 斉紀 著  

 
  

出版社: PHP研究所 (2009/7/24) 1,365円

目次
 第1章 社長の話がわかりにくいわけ
    わかりにくい原因はお互いにある
    社長とは何者か
 第2章 社長の話で会社は変わる―社長のみなさんへ
    「最も伝えたいこと」だけに絞る
    「会社として最も大切にしていきたいこと」を確実に伝える
 第3章 社長を知ろう―社長以外のみなさんへ
    社長を知ることで広がる世界社長を知る
     (1)社長は逃げられない
 第4章 理念経営のすすめ―社長と社長以外のみなさんへ


「日経ビジネスオンライン」で「社長の話がわかりやすい会社は伸びる」というコラムを読んだのがきっかけでこの本も購入した。なかなかポイントをついた内容だと思う。オンラインンでこれだけのコラムが読めるのはラッキーたど思ったが、本も購入したということは著者にとってもコラムの連載は好都合なのだろう。
この著書をきっかけに会社の経営理念について再度考えさせられた。やはり「理念」をきちんと伝えていくことが重要だと思う。早速ある研修で実践し、この著書から得たディズニーランドとJR西日本の経営理念の話を活用出させてもらった。

「続き・・・」の中にポイントをまとめておこうと思う。


■ 社長が解決すべき5つの問題
1.『会社として最も大切にしていきたいこと』=企業理念から先に話していない・・・【整理】の問題
2.理念の優先順位が明らかでない・・・【優先順位】の問題
3.理念がわかりやすく表現されていない・・・【表現】の問題
4.理念を繰り返し伝えていない・・・【意思】の問題
5.理念と、目標・評価がつながっていない・・・【日常とのギャップ】の問題

■ 上司から部下へ“口グセ”として伝えられている、理念とつながった行動規準
三現主義(現地・現物・現実)。者に聞くな、物に聞け
カイゼンで現場は変わる。いわれたとおりにやるな、もっと上手にやれ
カイゼンは積極的に発表共有して、ヨコテン(横展開)せよ
とにかくやる、すぐやる。言い訳をする頭で、実行することを考えよ
困難は不可能ではない。どうすればできるかを考えよ
よかった、で終わるな。それをどう仕事に生かすんだ
現状や目標は数字にして「見える化」せよ
五回「なぜ」を繰り返して、原因の原因となる真因を探せ
事前の一策、事後の百策。早めに手を打てば一策ですむ
個人を責めるな、仕組みを責めよ
表面の動きにごまかされるな、中身を見よ。「動く」と「働く」はちがう
あきらめるな、努力は必ずだれかが見ている
モノづくりは、人づくり。目先の数字よりも、教育を重んじる

category: ビジネス書籍

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030 「「戦う組織」の作り方」 渡邉 美樹 著  


 

出版社: PHP研究所 (2009/6/19) 798円

目次
 はじめに なぜワタミは「厳しい」組織であり続けるのか?
 第1章 一〇〇年続く「強い組織」を作るために
 第2章 成長を続ける「戦う組織」の作り方
 第3章 組織を引っ張る「戦うリーダー」の条件
 第4章 「戦う部下」を育てるリーダー力の磨き方
   リーダーの資格とは?―「俺が育ててやる」と思うのは大きな自惚れ
   リーダーに求められる仕事とは?―部下の不出来をなじるのは上司の怠慢に過ぎない
   「叱れない」「嫌われたくない」では上司失格―リーダーのほめ方&叱り方
   厳しくも公正な部下評価を―○×をつけるのではなく、人を育てる機会として
   リーダーが身につけておくべき「力」とは?―苦い経験を重なるからこそ、成長がある
   仕事をする上での「幸せ」とは何かを考える―悩み多き時代に「夢」を持つことの重要性
 エピローグ ワタミを支えるのは「人」である


★ 「戦う組織」の作り方 (PHPビジネス新書) ★

category: ビジネス書籍

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029 「小説家の経営術 」 西川 三郎 著  


 

出版社: 幻冬舎メディアコンサルティング (2009/07) 777円

目次
 第1章 経営にも必要な「小説家の視点」
   (ビジネスにおけるストーリーとは企業が目指すべきエンディング ほか)
 第2章 ストーリーのない経営に未来はない
   (定量評価が重視されすぎる企業経済はすべて情感で動く ほか)
 第3章 挫折を通じて小説から学んだビジネスの基本
   (「to be」を教えてくれた小説ビジネスもまた不条理のなかにある ほか)
 第4章 ストーリー経営実践編
   (ストーリーの初期設定「テーマ」オリジナリティをつくる「独自性」 ほか)
 第5章 これから十年先のストーリーを描く
   (派遣会社は悪か「生涯一エンジニア」という生き方 ほか)

★ 「小説家の経営術 (経営者新書)」 ★

category: ビジネス書籍

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028 「V字回復の経営―2年で会社を変えられますか」 三枝 匡 著  


 

★ 「V字回復の経営―2年で会社を変えられますか (日経ビジネス人文庫)」 ★

出版社: 日本経済新聞社 (2006/04) 840円

目次
 プロローグ 不振事業をいかに蘇らせるか
 第1章 見せかけの再建
 第2章 組織の中で何が起きているか
 第3章 改革の糸口となるコンセプトを探す
 第4章 組織全体を貫くストーリーをどう組み立てるか
 第5章 熱き心で皆を巻き込む
 第6章 愚直かつ執拗に実行する
 エピローグ 事業変革の成功要因

ジネスマンの読書サークルで題材にされることが多いという図書とのことで読んでみた。
コンサルティングの経験豊富な著者が実際に携わってきた事例に基づいて書かれたとのことだけあり、実にリアリティがある。この実例の後に日産の改革がちょうご同じようなサイクルで行われたというのもあながち偶然とはいえないのではないか。ビジネスにおける要諦は実際にあるということであろう。
製造業ではない私の所属する職場に、この著書の事例をそのままあてはめるということはできないが、改革におけるプラン、プロセス、人材の登用など参考になることは多い。多くの社員がこのような著書に触れて参考にするようになればと願う。



あなたの会社でもこうした症状が見られませんか?  ---不振事業の症状50

第1章 見せかけの再建
 1 組織内に危機感がない。一般に企業の業績悪化と社内の危機感は逆相関の関係である。
 2 カンパニー制や執行役員制を導入したが、大した効果をあげていない。
 3 経営者は、ただ危機感を煽る言葉を口にしているだけである。
 4 横並びの業界心理が経営陣を支配している。
 5 リスク戦略の実行能力の低い人材が、改革者として配されている。
 6 経営スキルの低い経営者が、社員の意識を変えるために「意識改革をしよう」と叫んでいる。
 7 多くの社員が「そと者」を心理的に区別している。
 8 激しい議論は大人げないと思われている。
 9 トップが自らハンズオンの経営スタイルをとっていない。
10 昔のことばかりを引き合いに出す「語り部」が多い。
11 ミドルが問題を他人のせいばかりにしている。
12 組織に「政治性」がはびこっている。
13 時間だけが経過し、会社のとり得る選択肢が次第に減尐している。

第2章 組織の中で何が起きているか
14 会議の出席者がやたらと多い。
15 ミドルが機能別組織のたこつぼに潜り込んでいる。
16 プロダクトマネジャーが社内政治の「掃き溜め」にされている。
17 全部署が全商品群に関与しているため、個々の商品への責任感が薄まっている。
18 「妥協的態度=決定の先延ばし=時間軸の延長=競争力の低下」のパターン。
19 社内では顧客の視点や競合の話がなく、内向きの話ばかり。
20 「負け戦」をしているという自意識がない。
21 個人として「赤字の痛み」を感じていない。責任を皆で薄め合っている。
22 商品別の全体戦略が「開発→生産→営業→顧客」の一気通貫が行われていない。
23 商品別損益がボトムラインで語られていない。
24 原価計算がたくさんの商品を丸めた形で行われている。
25 赤字の原因を個々の「現場」に遡及することができない。
26 関係会社を含めた商品別の連結損益が見えていない。
27 利益志向の管理システムが途中で切られており、組織末端では旧来の売上志向から抜け切れていない。
28 トップも社員も表層的な数字ばかりを追いかけ、議論が現場の実態に迫っていない。
29 開発者がマーケティングや市場での勝ち負けに鈍感になっている。
30 あれもこれもと開発テーマが多すぎる。
31 開発陣が「顧客メリットの構造」「顧客の購買ロジック」を完全に把握していない。
32 社員が外部に会社の不満を垂れ流し、会社の看板を背負うことを投げ出している。
33 過去の戦略不在やふらつきのため、取引先が不信感を抱いている。
34 組織末端のあちこちに一種の被害者意識が広がっている。
35 本社の商品戦略が顧客接点まで届いていない。
36 営業活動のエネルギー配分が管理されていない。
37 「絞り」「セグメンテーション」の考え方が足りない。
38 「戦略」が個人レベルまで降りておらず、毎日の「活動管理」のシステムが甘い。
39 ラインの推進力が弱く、スタッフが強い。
40 代理症候群が広まり、組織の各レベルにミニ大将がはびこっている。
41 社員が勤勉でない。とりわけ役員やエリート層が汗を流して働かない。
42 抜本的に構造を変えるべきものを、個人や狭い職場の改善の話にすり替える人が多い。
43 組織に感動がない。表情がない。真実を語ることがタブーになっている。
44 社員が心を束ねるために共有すべき「攻めの戦略」が提示されていない。
45 総合的な分析力と経営コンセプトに欠けている。戦略と現場の問題がバラバラに扱われている。
46 事業全体を貫くストーリーがない。組織の各レベルで戦略が骨抜きにされている。
47 対症療法的な組織変更や人事異動が頻繁に行われ、すでに改革疲れを起こしている。
48 会社全体で戦略に関する知識技量が低く、戦略の創造性が弱い。
49 幹部の経営リテラシー(読み書き能力)が不足している。
50 狭い社内で同じ考え方が伝播し、皆が似たようなことしか言わない。社外のことに鈍感。

改革を成功へ導くための要諦 50

第3章 改革の糸口となるコンセプトを探す

 1 改革チームの人選は、改革の成功・失敗に決定的な影響を及ぼす。
 2 組織カルチャーの変化は、必ず組織内で起きる「事件」を触媒にして進展する。
 3 改革シナリオを検討する初めの段階では選択肢を規制しない。
 4 人間も組織も「カオスの縁」に立たされたときに、新しい変化への適応がもっともはやく進む。
 5 改革リーダーは、はじめからある程度「最悪のシナリオ」を計算しておく。
 6 経営行動は、厳しい「現実直視」と問題を「自分で扱える」大きさに分解することから始まる。
 7 停滞している状況をその会社の「社内常識」で分類しても、抜本的解決の糸口は見えない。
 8 解決策を探し出すには、社員が共有すべきコンセプト・理論・ツールをトップが示さなければならない。
 9 「創って、作って、売る」をスピードよく回すことが顧客満足の本質。
10 仮説検証の手法をうまく使えば、分析やシナリオ作りの時間を大幅に短縮することができる。
11 「組織の再構築」と「戦略の見直し」はワンセットで検討することが不可欠。
12 セオリーや原則論を外部から学んで初めて、ようやく内部の問題が見えてくる。
13 事業活性化には、商売の基本サイクルを貫く「五つの連鎖」の抜本的改善が必要。

第4章 組織全体を貫くストーリーをどう組み立てるか
14 「強烈な反省論」は「改革シナリオ」の出発点であり、裏腹の関係にある。
15 スピードに関する組織カルチャーを最初にリセットしないと勝利の方程式は動き出さない。
16 変革リーダーは、社員を厳しい現実直視に追い込み、そこからのジャンプを考えさせる。
17 改革シナリオ作りでは、あらゆる選択肢に追い込み、そこからのジャンプを考えさせる。
18 改革シナリオ発表前に起きる小さな出来事は、よほどのものでない限り相手にしない。
19 前向きに進もうとしている人々を守るのは改革リーダーの最大の責務である。
20 事業再生の道がない「悪性の赤字」は、恥も外聞もなく早期に撤収すべきである。
21 計画を組む者と、それを実行する者は同じでなければならない。
22 改革先導者は「覚悟」を決め、それを人生の貴重なチャンスととらえ、ひたすら足を前に出す。
23 人々に「強烈な反省論」を迫るには、徹底的な事実・データに基づく追い込みが不可欠。
24 特定の個人や部署を責めずに、古いシステムの問題点をクールに指摘し続ける。
25 戦略マップでトップの考えを幹部に徹底する。マトリックスにするのが効果的。
26 基本に忠実な組織を「愚直」に作っていけば、会社は元気になる。
27 営業マンの頭の中をいつもスッキリさせておく。彼らの心理的集中を確保することに留意する。
28 戦略の内容よりも、トップによるしつこいフォローのほうが大きな営業を与えることが多い。
29 戦略指針を与えても、その実行をモニターするシステムがなければ戦略は「骨抜き」になる。
30 改革が「人減らし」だと受け取られてしまうと、改革に対しては社員は防御的になる。

第5章 熱き心で皆を巻き込む
31 改革シナリオのプレゼンテーションは、聞き手の表情が分かる尐人数を相手に行う。
32 「強烈な反省論」と「解決案」は抱き合わせで発表するのが常道。
33 改革シナリオ発表後に意図的な反対行動が現れたら、改革の修羅場に突入する可能性がある。
34 いったん改革をスタートさせたら、改革者は徹底的に意思を貫徹する。
35 「気骨の人事」なくして、改革の仕掛けは人々を熱く動かすところまでは行けない。
36 「気骨の人事」の実現は、企業トップがその改革に本気かどうかの踏み絵になる。
37 強い経営者的人材プールを社内で作るには、組織内部の競争原理を抜本的に高める必要がある。
38 一般に経営改革では、「突撃しない古参兵」よりも、今は能力不足だが潜在性の高い「元気者」を投入すべきである。
39 力量に不安のある人材を投入しすぎると、改革のリスク総量は初めから限界を超える可能性がある。
40 「危ない橋」の中央で迫ってくる不安には、「打つべき手はすべて打った」と腹をくくって自分を支えるしかない。

第6章 愚直かつ執拗に実行する
41 組織や戦略の矛盾が解決されずに順送りにされると、営業と顧客の接点にしわ寄せが現われてくる。
42 改革1年目に現れる劇的な成果の半分以上は、社員の「やる気」の高まりによるものが多い。
43 社員の「やる気」の高まりによる効果が出ている間に、「仕組みによる強さ」の構築を急ぐ。
44 社員の「頑張り」は、「仕組みによる強さ」のストーリーが明確な場合に生まれてくる。
45 早期の成功(Early Success)は、改革抵抗者の猜疑心を解きほぐす最大の武器になる。
46 改革を始めた後は、新しいことを手がけるたびに新手法(具体的ツール)を埋め込んでいく。
47 突出した改革テーマに絞り込んで、ボトムまで一気に鋭く切り込む。リスクを限定する。
48 早期の成功(Early Success)が出たら皆で目一杯祝う。飲み屋のつけは後で何とかする。
49 沈滞企業では競争の悔しさや痛みを感じる機会が尐ない。元気な組織は感情の起伏が激しい。
50 改革や新戦略を得意になってマスコミに喋りすぎない。余計なことは言わない。

category: ビジネス書籍

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027 「プロフェッショナルの条件」 P・F. ドラッカー 著, 上田 惇生 編訳  


★ 「プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編))」 ★

出版社: ダイヤモンド社 (2000/07) 1,890円(BOOKOFFで950円)

目次
  1 いま世界に何が起こっているか
  2 働くことの意味が変わった
  3 自らをマネジメントする
  4 意思決定のための基礎知識
  5 自己実現への挑戦

刊誌『THE21』9月号の第2特集で「P・F. ドラッカー入門」があり、入門的にはこの「プロフェッショナルの条件」から読むとよいとありました。BOOKOFFで購入することができました。


category: ビジネス書籍

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026 「長沼事件 平賀書簡―35年目の証言 自衛隊違憲判決と司法の危機」 福島 重雄,水島 朝穂,大出 良知 著  

 

出版社: 日本評論社 (2009/04) 2,835円 <府中図書館>

目次
 第1部 長沼自衛隊違憲判決は、いかにして生まれたか(長沼ナイキ事件はこうして始まった
  長沼ナイキ基地訴訟の争点
  自衛隊に対する実態審理
  判決はニセコアンヌプリ山頂で決まった
  違憲判決とその影響
  三五年ぶりの違憲判決―イラク派遣訴訟名古屋高裁判決)
 第2部 平賀書簡問題と司法の危機(長沼訴訟・平賀書簡問題の背景
  座談会・長沼訴訟と平賀書簡、そして司法の危機へ―一九六九年から一九七〇年にかけて裁判所で何が起こったのか)

category: 社会一般

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025 「人は仕事で磨かれる」 丹羽 宇一郎 著  

 
 

 出版社:文藝春秋 (2008/2/8) 文庫580円

目次
 第1部 四つの大いなる決断
   第1章 掃除屋
   第2章 新領野の開拓
   第3章 負の遺産
   第4章 経営者を引き受けるということ
 第2部 決断する力を養う
   第1章 本屋さんの息子
   第2章 自分を鍛える
   第3章 コミュニケーション環境を整える
   第4章 人を育てる

理人として運営しているSNSのコミュニティがある。読書を通して自分を磨こうというコミュニティであるが、その8月の課題図書としてこの本を指定した。
日経新聞の広告欄でこの本を知り、自分がまだ読んでいないにもかかわらず課題図書にしてしまい、あわてて自分も読み始めたところであったが、最初の課題図書としてはピッタリの本であったと思う。
最後の「文庫版あとがき」を最初に読んでおくべきだと思ったが、著者自身が「私は本書を多くの若者に読んでもらいたいと思っています」とあるとおり、社会人として若い世代、これから多くの部下を指導していくことになる役職者に読んでほしいものだと思った。
全編に繰り返されているのは著者の「本音」である。「建て前」だけの繰り言はいらない。我々が職場で聞きたい話も「失敗談」である。「私もこのように失敗してきた」という話が一番の人材育成につながる。糊塗する必要は何もない。本音で仕事を語るべきだ。
「人は仕事で磨かれる。今でもこの信念は揺らいでいません。もっと言えば、人は仕事で磨かれ、読書で磨かれ、人で磨かれる。この三重奏だと思っています。そしていま、ここでもうひとつ付け加えたいと思います。「自分を磨くために、一歩踏み出せ。」」

P.112
「こうした倫理観の骨格になるものは、武士道精神だと私は考えています。ここには「君臣、父子、夫婦、長幼、朋友」という五つの倫理があります。これを破ると不倫になる。何も男女関係だけをとって不倫といったのではないのです。(改行) また、それを理論的に支えたのは『論語』です。その中に、とくにリーダーの条件とした九つの徳目というのがあります。「温(人間的温かみ)」、「良(人の美しさ、正直さ)」、「恭(仁とともにある慎み深さ)」、「倹(質素であること)」、「譲(礼儀正しさ)」、「寛(厳格とともにある寛容)」、「信(信用と信頼)」、「敏(すばやい対応)」、「恵(浪費とならぬ施し)」。温、良、恭、倹、譲、寛、信、敏、恵の九つです。(改行) この九つの徳目と先に出た五常「仁・義・礼・智・信」は、経営の根幹になる倫理を教えてくれると思います。

category: ビジネス書籍

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024 「リンゴが教えてくれたこと」 木村 秋則 著  


 

出版社
: 日本経済新聞出版社 (2009/5/9)

目次
第1章 木村、やっと花が咲いたよ
第2章 農薬はつらい―無農薬・無肥料への一念発起
第3章 死を覚悟して見つけたこと
第4章 米の自然栽培は難しくない
第5章 全国、世界へと広がる輪
第6章 すべて観察からはじまる

リンゴが教えてくれたこと (日経プレミアシリーズ 46)

章自体は話した内容を文章にしているようでやや読みにくい感じはある。一つの段落の中でも話題が飛んだり、別のところで同じ話が出てきたりといった読みにくさはあるものの、全体的な印象としては読んで良かったというものである。
私は農業に携わっているわけでもなく、家庭菜園を行っているわけでもないので、内容的に検証できるものではないが、自然が一番であるというポリシーはよくわかる。縊死するつもりで山奥に入り、そこで見たドングリの木に発見をして翌日から取り組む段落には思わず引き込まれてしまった。実際の農業を営んでいる方の印象を聞いてみたい。

category: 社会一般

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023 「差別と日本人」 辛 淑玉, 野中 広務 (著)  


 

出版社: 角川グループパブリッシング (2009/6/10) 

目次 
第一章 差別は何を生むか
 昭和という時代と差別/部落出身の男とは/自民党という不思議な政党/日本人とは何なのか
第二章 差別といかに闘うか
 関東大震災における虐殺/軍隊と差別/軍隊内差別/政治家を目指す/部落差別は地域差別ではない/結婚と部落差別/解放運動と地方政治/差別をめぐる事件/糾弾闘争とはなんだったのか/野中広務と共産党・解放同盟/町長から府議へ
第三章 国政と差別 
  阪神淡路大震災と差別/オウム真理教事件と破防法/軍用性奴隷と国民基金/国旗国家法案/部落民にとって、 「天皇」とは/新井将敬の死は何を意味するのか?/女性の社会進出/アメリカにとって日本とは
第四章 これからの政治と差別
 ハンセン病訴訟で国が控訴を断念/人権擁護法案/重度章がい者の授産施設/石原慎太郎の暴言/麻生太郎の暴言/財閥、天皇制、被差別民/小泉純一郎の政治姿勢/オバマ大統領の存在意義/これからの時代に/最後の使命

  差別と日本人 (角川oneテーマ21 A 100)

中広務氏のまえがきを読み、私の無知だったのかもしれないが、出自について初めて知った。そのことで一気に読み終わった本であり、いろいろと考えさせられた。私自身は中学時代から「橋のない川」「破壊」などにより部落差別問題に触れており、就職後も職場で研修があった。それが今は同和対策事業が終了したこともあって全く教育で触れられていないそうだ。こんなことでよいのかと本当に思う。そのことが現代の格差社会を生み出す一端となっているのではないだろうか。

category: 社会一般

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022 「全脳思考」  神田昌典 著  


 

出版社: ダイヤモンド社 (2009/6/12) 2,100円

目次
はじめに
第1章 見えない、触れられない、感じられない世界で
第2章 論理的に正しい提案は、なぜ実行されないのか?
第3章 営業せずとも顧客が集まる、五つの新原則
第4章 全能思考モデル――クイック・スタート
第5章 発想・行動・結果を生み出すストーリーの法則
第6章 行動するための、ロジカル思考とは?
第7章 行き詰まりを突破するCPS
第8章 社会変革のためのマーケティング

「 全脳思考 」

代のビジネスマンの状況を「知的蟹工船」ととらえている序章から始まり、いかにして現状をより効率的、効果的に成果があがるようにしていくかというノウハウ、メソッドが書かれている。
特に、第4章の解決策を見つけ出す方法として、全脳思考モデルのクイックバージョンとして示されている5ステップがおもしろい。「顧客の未来」をどうあるべきなのか、どうありたいのかから捉え、その後に現在の状況を把握して、そこからどうしていくのかというステップである。このステップは、気が付いているようで現状に堕していしまうことが多くある。仕事にも生かしていきたいと思った次第である。

category: ビジネス書籍

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