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2010年01月の記事一覧

054 「「甘え」と日本人」 土居 健郎, 齋藤 孝 (著) 2010-006  




出版社: 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010/1/10)

目次
はじめに―「甘え」という技―齋藤孝
第一章 現代に広がる人間関係の病―土居健郎
「病」とは何か/病気になって「心」と「体」が分離する/体を機械とみなす現代医学/精神科医は尊敬されない?/正常と異常の境目はどこにあるのか/精神障害と犯罪は結びつくか/精神の病は人間関係の病
第二章 「甘え」を喪失した時代―土居健郎
欧米に「甘え」というコトバは存在しない/本物の「甘え」、うそものの「甘え」/小さいときに甘えられないと自立できない?/「甘え」が「妬み」を抑止する/いじめはなぜ加速するのか/「良心的」はほめ言葉?/悪を悪と言わない現代
第三章 自然な「甘え」が生命力を育む―土居健郎 齋藤孝
医学の原点にあるもの/科学で説明できない病はいくらでもある/理解されにくい精神の病/行き着くところは「人間関係」/すべての病に共通する「ままならぬ」感覚/「悪」と断言できない社会/夏目漱石の恐るべき先見性/漱石の辞書に「甘え」の二文字はない?/甘えている人間は「甘え」を自覚しない/「甘え」を奪われて子どもたちがおかしくなった/自覚しない甘えこそ本当の甘え/幼い頃は存分に甘えさせよ/「甘え」と「おんぶ」―漱石の場合/家庭こそ最大の「甘え」の場/「癒し」と「甘え」
第四章 子どものカラダは崩れている―齋藤孝
際立つ日本人の「姿勢」の悪さ/立ち方や坐り方は文化である/どっちつかずの身体文化/身体文化が呼び覚ます「中心感覚」/身体文化の巨匠・幸田露伴/「遊び」に育てられた子どもたち/失われた身体文化をいかに取り戻すか
第五章 「甘え」が生み出す身体感覚―土居健郎 齋藤孝
「むかつき」の元凶は人間関係/遊びが変化し、「もまれ」なくなった子どもたち/確かな身体感覚が健全な心を育む/今もって西洋の真似に一生懸命な日本/「甘え」という言葉が開く多彩な世界像/身体感覚を呼び起こす日本語/「甘え」から導かれる自己肯定力/緊張感のある「場」は人間関係から生まれる/礼をすることで中身の意味が一変する/横並びにゆるゆるやっていて幸せか/「区切り」をバネに強くなる/日常から消えた「気」の流れ/エネルギーをぶつけ合う人間関係がない/創造的行為によって気を晴らす/微妙な心理を表現する日本語の危機
第六章 読書がつくる人間関係の理想―土居健郎 齋藤孝
「はっきり言わない」日本人の知恵/相手の「気」をつかむ非言語的コミュニケーション/読書による自己形成が重視された時代/年月をかけて熟成される読書体験/読書がつなぐ人間関係/教養を共有する楽しさ/共通の了解がないと話はできない/読書の積み重ねが「心」と「言葉」のズレを解消する
終章 日本人は「甘え」を失ったか―土居健郎

 おすすめ度 ★★★★☆
 読みやすさ ★★☆☆☆

昨日読了。やはり第一印象でピンときたとおりでした。良い本でした。特に第6章の読書に関する部分は現在の状況に警鐘を鳴らす良い対談になっていると思いました。私も最近、ルースベネディクトの「菊と刀」に関して言及する機会がありましたが、日本の「恥の文化」を語るのに「菊と刀」や「甘えの構造」を読まずして語れないということはあると思います。様々な図書が読まれていない現状をどのようにとらえ、どのように自分たちが行動していくべきなのか、考えさせられる一冊でした。
(20100131)

昨日寄った本屋で発見し、すぐに購入してしまいました。著者の一人土居健郎氏のかつてのベストセラー「「甘え」の構造」は一時期はまったものです。
(20100126)

著者紹介
土居 健郎
1920年東京都生まれ。東京大学医学部卒。東京大学医学部教授、国立精神衛生研究所所長を経て、聖路加国際病院診療顧問、医学博士。2009年7月永眠

齋藤 孝
1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒。同大学大学院教育学研究科博士課程を経て、明治大学文学部教授。専門は、教育学、身体論、コミュニケーション論。著書に『身体感覚を取り戻す』(新潮学芸賞)『声に出して読みたい日本語』(毎日出版文化賞特別賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

category: 社会一般

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053 「忘却の整理学」 外山滋比古 (著) 2010-005  



出版社: 筑摩書房(2009/12/12)

目次

まえがき
I
 忘却とは……
 選択的記憶と選択的忘却
 忘却は内助の功
 記憶の変化・変貌
 入れたら出す
 知的メタボリック症候群
 思考力のリハビリ
 記憶と忘却で編集される過去
 ハイブリッド思考
II
 空腹時の頭はフル回転
 思考に最適――三上・三中
 感情のガス抜き
 風を入れる
 カタルシスは忘却
 スクリーニングが個性を作る
 継続の危険性
 解釈の味方
III
 よく遊びよく学べ
 一夜漬けの功罪
 メモはしないほうが良い
 思い出はみな美しい
 一つでは多すぎる
 “絶対語感”と三つ子の魂
 無敵は大敵
 頭の働きを良くする
あとがき

 おすすめ度 ★☆☆☆☆
 読みやすさ ★★☆☆☆

本日読了。「思考の整理学」を読んだ時もそうでしたが、学者肌風の書き方がちょっと馴染めず、途中で飛ばし読みとなってしまいました。「忘却」に関する本としては、以前に掲載した「思考の整理術 問題解決のための忘却メソッド」の方が読みやすく、わかりやすく感じました。
(20100131)

東大生にいま最も読まれていると宣伝されていた「思考の整理学」の続編との触れ込みである。「思考の整理学」はいま一つ共感を覚えられないところがありましたが、「忘却の整理学」というタイトルに惹かれました。というのも先日読んだ「思考の整理術 問題解決のための忘却メソッド」(前野 隆司 (著))との接点があるのではと思ったからである。読むのが楽しみである。
(20100103)

著者について

1923年生まれ。東京文理科大学英文科卒業。お茶の水女子大学名誉教授。専攻の英文学に始まり、テクスト、レトリック、エディターシップ、思考、日本語論の分野で、独創的な仕事を続けている。『思考の整理学』『ちょっとした勉強のコツ』『ことわざの論理』『「読み」の整理学』『知的創造のヒント』『ライフワークの思想』(筑摩書房)、『ちょっとした勉強のコツ』(みくに出版)、『大人の日本語』(ビジネス社)などたくさんの著書がある。

category: ビジネス書籍

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052 「「空気」の研究」 山本 七平 (著) 2010-004  


  (文春文庫版)

出版社: 文芸春秋 (1983/01)

目次
 「空気」の研究
 「水=通常性」の研究
  日本的根本主義(ファンダメンタリズム)について
  あとがき
 解説 日下公人

 おすすめ度 -----
 読みやすさ -----

先日読んだ宮台真司氏の著書の中でも何度も紹介されており、勝間和代氏の著書にも紹介されていたので、一度読んでみようと楽天ブックスで購入したものです。
(20100111)

category: 社会一般

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051 「一勝九敗」 柳井 正 (著) 2010-003  


(新潮文庫版)

出版社: 新潮社 (2006/03)

目次
 1 家業からの脱皮
   (会社とは?、 ユニクロの急成長とは?  ほか)
 2 挑戦と試行錯誤
   (商売人から経営者へ、経営計画を作る  ほか)
 3 急成長からの転換
   (ブランド確立の夢を果たすため原宿出店、フリースを手がける ほか)
 4 働く人のための組織
   (マニュアル人間の限界、店長は会社の主役だ ほか)
 5 失敗から育てる次の芽
   (フリースのインターネット販売、
    フリースの成功につながる「失敗に学んだこと」 ほか)

 おすすめ度 ★★★☆☆
 読みやすさ ★★★★☆

柳井正氏が会長になり、玉塚氏が社長に就任した頃に、それまでのユニクロの運営についてまとめられているが、非常にわかりやすく、会社の中でマネージャー的な役割を持つ者にとって必読であろうと思う。文章にややまとまりのなさがあるものの、具体的に会社経営に苦労してきたことが書かれている。特にこの間で培われた結果、成文化されている経営理念は記録に残しておきたいと思った次第である。(↓拡張記事内に記録した。)
なお、その後2005年に玉塚氏を解任して再度社長に就任にした経緯はまだ語られていないため、この後の状況はこの次の著書「成功は一日で捨てされ」を読まなければならない。次の課題図書である。
(20100111)

12月17日の第1001回の新刊ラジオ(ポッドキャスト)で紹介されており、読んでいなかったため本日購入してきました。早めに読んでみたいと思います。紹介されていたのは2003年に発行された単行本の方ですが、文庫が出版されていますので、そちらを購入。
(20091220)



「 ユニクロの経営理念 」

第 1条 顧客の要望に応え、顧客を創造する経営

第 2条 良いアイデアを実行し、世の中を動かし、社会を変革し、社会に貢献する経営

第 3条 いかなる企業の傘の中にも入らない自主独立の経営

第 4条 現実を直視し、時代に適応し、自ら能動的に変化する経営

第 5条 社員ひとりひとりが自活し、自省し、柔軟な組織の中で個人ひとりひとりの尊重

     とチームワークを最重視する経営

第 6条 世界中の才能を活用し、自社独自のIDを確立し、若者支持率No.1 の商品、業

     態を開発する、真に国際化できる経営

第 7条 唯一、顧客との直接接点が商品と売場であることを徹底認識した、商品・売場中

     心の経営

第 8条 全社最適、全社員一致協力、全部門連動体制の経営

第 9条 スピード、やる気、革新、実行力の経営

第10条 公明正大、信賞必罰、完全実力主義の経営

第11条 管理能力の質的アップをし、無駄を徹底排除し、採算を常に考えた高効率・高配

     分の経営

第12条 成功・失敗の情報を具体的に徹底分析し、記憶し、次の実行の参考にする経営

第13条 積極的にチャレンジし、困難を、競争を回避しない経営

第14条 プロ意識に徹して、実績で勝負して勝つ経営

第15条 一貫性のある長期ビジョンを全員で共有し、正しいこと、小さいこと、基本を確実に

     行ない、正しい方向で忍耐強く最後まで努力する経営

第16条 商品そのものよりも企業姿勢を買ってもらう、感受性の鋭い、物事の表面よりも本

     質を追求する経営

第17条 いつもプラス発想し、先行投資し、未来に希望をもち、活性化する経営

第18条 明確な目標、目的、コンセプトを全社、チーム、個人が持つ経営

第19条 自社の事業、自分の仕事について最高レベルの倫理を要求する経営

第20条 自分が自分に対して最大の批判者になり、自分の行動と姿勢を改革する自己革新

     力のある経営

第21条 人種、国籍、年齢、男女等あらゆる差別をなくす経営

第22条 相乗効果のある新規事業を開発し、その分野で No.1 になる経営

第23条 仕事をするために組織があり、顧客の要望に応えるために社員、取引先があること

     を徹底認識した壁のないプロジェクト主義の経営




柳井 正
1949(昭和24)年山口県生れ。(株)ファーストリテイリング代表取締役会長兼社長。早稲田大学政経学部経済学科卒。父親の経営する小郡商事に入社後、’84年にカジュアルウエアの小売店「ユニクロ」第一号店を広島市に出店。同年社長に就任。’91(平成3)年、社名をファーストリテイリングに。’98年の原宿出店でフリースの大ブーム。’99年、東証一部上場。2005年11月には同社を持ち株会社に移行させ、海外のブランドなども傘下に収めるグループ企業へと変貌させた。

category: ビジネス書籍

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050 「民主主義が一度もなかった国・日本」 宮台 真司,福山 哲郎 (著) 2010-002  




出版社: 幻冬舎 (2009/11/26)

目次
 第1章 日本の政治、何が変わったのか?
 第2章 日本の自画像
 第3章 民主主義の代償
 第4章 日本の内と外
 第5章 アジアの中の日本
 第6章 閉ざされた政治空間
 第7章 日本の未来

 おすすめ度 ★★★★☆
 読みやすさ ★★☆☆☆

昨年末読了。非常におもしろかった。難解な部分も多々あるが、絶対に読んでおくべき本である。昨年の政権交代の意味するもの、そして有権者である国民がこれから何をしていかなければならないのか、そのことを考えさせる本である。
(20100103)
 
読み始めましたが、いきなりガツンと来ています。時間がないのが悔しいほど、読みたくなる本です。
(20091210)

本日、イトーヨーカドーの本屋にて購入。ついつい手が伸びてしまった1冊です。
(20091206)
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
宮台 真司
1959年宮城県生まれ。京都府育ち。社会学者、映画批評家。首都大学東京教授。公共政策プラットフォーム研究評議員。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了(社会学博士)

福山 哲郎
1962年東京都生まれ。外務副大臣。参議院議員(京都、当選二回)。同志社大学法学部卒業、京都大学大学院法学研究科修士課程修了。京都造形芸術大学客員教授。参議院環境委員長、民主党政調会長代理を歴任。党マニフェスト作成に継続的に関わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

category: 社会一般

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049 「やればできる―まわりの人と夢をかなえあう4つの力」 勝間 和代 (著) 2010-001  




出版社: ダイヤモンド社 (2009/12/4)

目次
  ■プロローグ
    ─「やればできる」、本当の自己啓発は助けあいにあった!
  ■第1章 「しなやか力」
    ─まわりに貢献できるような自分の“長所の種”を見つける
  ■第2章 「したたか力」
    ─自分の長所を伸ばすことにひたすら集中する
  ■第3章 「へんか力」
    ─絶え間なく変わり続ける
  ■第4章 「とんがり力」
    ─自分が力の中心になる世界に行く
  ■エピローグ 
    ─『やればできる』を書いた理由

 おすすめ度 ★☆☆☆☆
 読みやすさ ★★★☆☆

昨日TBSテレビの「ビートたけしの新春ガチバトル」という番組を偶然見ました。その中で、「勝間和代VS香山リカ」があり、10分程度の放映でしたが、お二人がガチンコバトル討論を行っておりました。20名ほどの女性が観衆として会場に参加しており、どう見ても香山リカの話に同感している様子で、番組の方針がどちらを向いているのかわかりませんが、この番組だけを見る限りでは勝間氏はあきらかに不利な体制であったと思います。今回のこの著書についても同様な感想を持つ方が多いと思いますが、とってつけた香山リカに対する反論だけで急ごしらえで書き上げたような気が改めてしました。
(20100103)

昨日読了。あまり同感できない内容でした。
著者は、「勝間だからできたということではなく、誰でも「やればできる」」と言いますが、生きている上での環境の違いを前提条件として考えていかざるを得ないだろうと思います。「やろう」と思っても、大学に行けない経済事情、子供が生まれても面倒を見てくれる人がいない、結婚したくても相手がいない、就職したくても就職できないなど、それぞれの置かれた環境は様々です。勝間氏と同じようには行かない面がそれぞれあるのではないかと思います。勝間氏は、「そのように思わずに、誰でも周囲の人を活かし、努力していくことはできる」とは言いますが、それだけ周囲の同僚や友人に恵まれない場合もあります。
私は、「やればできる」というよりも、「やらなければできない」ということではないかと思います。
置かれた環境の中で、諦めることなく、自分自身でできることを「やらなければできない」。でも、「やってもできないかもしれない」という心の余地を残して置かなければ、挫折してしまうことが出てくるのではないかと思いました。
ですから、私はこの著書よりも香山リカ氏の「しがみつかない生き方」を指示したいと思います。決して「努力しても無駄だから、緩やかに生きよう」と思っている人だけではないと思います。
(20091226)

本日購入してきました。早速読み始めています。
(20091220)

発売されたばかりですが、売れているようです。近日中に購入して読みたいと思います。
(20091208)

勝間 和代
1968年、東京生まれ。経済評論家、公認会計士。早稲田大学ファイナンスMBA、慶應義塾大学商学部卒業。当時史上最年少の19歳で公認会計士2次試験に合格し、大学在学中から監査法人に勤務。アーサー・アンダーセン、チェース銀行、マッキンゼー、JPモルガン証券を経て独立。現在、株式会社監査と分析代表取締役、内閣府男女共同参画会議議員、中央大学ビジネススクール客員教授。2005年、「ウォール・ストリート・ジャーナル」で「世界の最も注目すべき女性50人」に選出。
 http://kazuyomugi.cocolog-nifty.com/

category: 勝間和代

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