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2014年09月の記事一覧

書籍 「成果を出す会社はどう考えどう動くのか」 柴田 昌治 (著)  

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柴田昌治  柴田昌治_convert_20140928173740

出版社: 日経BP社 (2014/6/11) 1,728円



柴田昌治氏の書籍は久しぶり。新聞の広告で見て早く読みたいと思っていたが、この本はKindle版ではなくて、書籍でしっかりマーカーしながら読んだため少し時間がかかってしまった。

本書は、現代の企業の再生シナリオを六社の実例を挙げながら提案している。

これまでの企業はいわば「あるべき論」の精神的正論が中心の企業経営であったが、経営環境もそこで働く社員にとってもそれは通らなくなってきている。

様々な企業不祥事が明らかになっていることもその一端とも言えるのではないだろうか、そこまで行かなくとも大企業ほど、これまでのシナリオの修正が利かずに破綻しかねない状況に至っている。

そのような中、自力での再生を果たしている企業がある。

そのキーワードは、「考える力」と「自己再生する力」である。実に現在の企業経営を行ううえで参考になるキーワードである。

6社の企業のうち「ジブンガタリ」として役員のオフサイトミーティングから再生をスタートさせてきた「ヤマトホールディングス」の取組みが私にとっては最も印象深い内容であった。

ぜひ読むべき一冊です。

(2014.09.28)

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 おすすめ度 ★★★★☆  
 読みやすさ ★★★★☆
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内容紹介

リアリティなき経営から脱却するための自己再生のプロセスデザインとは

社員に頑張りだけを求める「精神論的経営体質」で、リアリティを失って迷走する日本企業。
「生きた組織」への転換には、どんな自己再生のプロセスが必要なのか。
不確実な時代を生き続けるための「軸」を持って、内在する組織の力を引き出し、

ゆらぎながら生身の経営に挑戦する6社の考え方、動き方を紹介する。

【本書のキーワード】

●リアリティなき精神論的経営体質の転換
●生きものとしての組織の自己再生する力
●生身の経営で組織を進化させていくプロセスデザイン「5つの軸」
●社員の考える力を引き出し鍛えるリーダーシップと環境
●「意味・目的・価値」を考え抜く精神的姿勢
●経営と社員の信頼関係を基盤にもつダイナミックなチームワーク
●自発的な問題解決とイノベーションのための環境づくり
●事実・実態に基づき試行錯誤する当事者
●たえざる変革とゆらぎのマネジメント

【 目 次 】

序章:世界で成長し続けるための企業風土
第1章:「考える力」はなぜ失われたのか
第2章:「そもそも何のために」を問い続ける 〔ISOWA〕
第3章:頑張る人より、考え抜く人を評価する 〔興電舎〕
第4章:トップは社員を変えられるか 〔トヨタカローラ秋田〕
第5章:「バラバラでへとへと」から自己再生する組織
第6章:「部活」感覚で新しい仕事に取り組む 〔トヨタカローラ大分〕
第7章:「プロセスデザイン」で成果を出す
第8章:合理的経営の優等生が取り組む「ジブンガタリ」 〔ヤマトホールディングス〕
第9章:“昭和型"を脱して提案営業で成長 〔コクヨファニチャー〕







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書籍 「弱いつながり 検索ワードを探す旅 [Kindle版]」 東浩紀 (著)  

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弱いつながり

出版社: 幻冬舎 (2014/7/24)



本書の著者である東浩紀氏についてはテレビの討論番組か何かで初めて知った気がするが、現代的なとても先進的な論評をしていたことを覚えている。書籍も出していることは知っていたが、特に手にしようとは思っていなかった。

今回、本書を読もうと思ったのは、日経新聞だったと思うがとても好意的な書評を読んだのがきっかけである。

著者は、現代のようにネットがなくては生活に支障を感じるような世の中になり、そのままでは自分自身を失ってしまう、自分が見えなくなってしまうというようなことに陥りかねない、そのためには旅に出ることが必要だと言っている。

ここでおもしろいのは、普通は旅に出てネットを遮断しようと論じるところであるが、著者は、旅先で積極的にネットと関わることを薦めている。ただその関わり方は、普段のSNSなどは遮断し、旅先で見たもの、聞いたものを検索し、そこから新たな情報を知ることが重要だと言っている。

私自身もいまの生活の中で自分自身をしっかりと見ているつもりでいながら、もしかすると様々な周囲の環境の中に埋没していて見えなくなっているのかもしれない。著者の言う「弱いつながり」の中に身を置いてみて、初めて見えてくる自分がいるのかもしれない。

そんなことを感じさせる一冊であった。

(2014.09.21)

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 おすすめ度 ★★★★☆  
 読みやすさ ★★★★☆
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内容紹介

グーグルが予測できない言葉を手に入れよ! 統制されたネット時代に「かけがえのない生き方」は可能か?著者初の挑発的人生論

人間関係を大切にするな! 友人に囚われるな! 

「かけがえのない個人」など存在しない。私たちは考え方も欲望も今いる環境に規定され、
ネットの検索ワードさえもグーグルに予測されている。
それでも、たった一度の人生をかけがえないものにしたいならば、環境を意図的に変え、
グーグルに与えられた検索ワードを裏切っていくしかない。
それを可能にするのが身体の移動であり、旅であり、弱いつながりなのだ――。
人生に自由と強度を与える「偶然性」と「ノイズ」へ向かう道筋を示す。

目次
0 はじめに――強いネットと弱いリアル
1 旅に出る 台湾/インド
2 観光客になる 福島
3 モノに触れる アウシュヴィッツ
4 欲望を作る チェルノブイリ
5 憐れみを感じる 韓国
6 コピーを怖れない バンコク
7 老いに抵抗する 東京
8 ボーナストラック 観光客の五つの心得
9 おわりに――旅とイメージ


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