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2017年12月の記事一覧

【Kindle】「カルマ真仙教事件(上、中、下)」 濱 嘉之 (著)  

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カルマ下巻_convert_20171227125310

出版社:講談社 (2017/12/15)



 8月から9月にかけて上巻、中巻を読み、その後下巻の発売を待っていたところ、やっと今月になって発刊され、早速、読み終わった。

実際に警視庁の職員として関わった実際の事件「オーム真理教」を扱った警察小説ではあるが、ノンフィクションと言っても良いほ内容には迫真がある。

実際にこの事件が起こっている時には、背景もわからず、関連が繋がらなかったりして、断片的に見ることしかできない面があったが、本書はそれを最初から最後まで関連させ、内部でしかわからない内容を含めて記載している。そのことが改めてこの事件の悲惨さを伝えてくれる。

しかし、警視庁内にいて実際に携わったものでさえ、なぜこのような集団がここまで大きくなり、これだけの人を惹きつけたのかということはわからない。この日本という国で、しかも当事者は東大を卒業したエリートだったり、医師だったわけである。

下巻を読むと、教団と北朝鮮との繋がりなどにも言及されている。現在の北朝鮮の核保有の端緒がそこにあるとすれば、日本という国が北朝鮮に対して被害者的な立場で発言するだけで良いのだろうか。このことを突き止めるようなことをしなくて良いのだろうか。最後にはそのようなことを考えさせられてしまった。

講談社の特設サイトはこちら
http://kodanshabunko.com/karman-incident/

(2017.12.27)

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 おすすめ度 ★★★★☆  
 読みやすさ ★★★★☆
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【Kindle】「未来の年表 人口減少日本でこれから起きること」 河合雅司 (著)  

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未来の年表_convert_20171218215418
出版社:講談社 (2017/6/14)




 著者のあとがきによると,、本書は、著者が産経新聞に月に毎月第3日曜日に連載している「日曜講座 少子高齢時代」に共感した講談社現代新書編集部から「この先日本がどうなってしまうのかをカレンダーのように一覧にできるものを」という依頼から執筆したものということである。

現在、私たちは、毎日のように「少子高齢化」という言葉を様々な媒体から目にし、耳にしている。
私自身も今年4月から退職した社会人として再雇用という人生を歩み始めているが、一歩ずつ高齢の仲間入りをしているわけである。
しかしながら、実態として本当に日本の将来はどうなるのかということについてはわかっていないのが正直なところであり、危機的な状況と言われるときは自分の人生は終わってしまう頃のことだろうと心のどこかで思っているかもしれない。

ところが、我が息子や娘たちはどうだ。
まだ20代の彼ら、彼女らにしてみたら、「自分たちは何もしていないのに」日本の人口は減り、発展性のない世の中になっている可能性がある。
著者は、本書を書こうとしたきっかけとして、とある討論会での女子中学生の「大人たちは何かを私たちに隠している」という言葉をあげている。そのことに気が付いている女子中学生は立派だと思うが、「大人たち」も隠しているわけではなく、わからないと言った方が正確なのではないだろうか。

本書では、第一部で先ほど紹介した「カレンダー」として「毎年、日本がどうなってしまうか」という現在の数字に基づいた未来予測を掲載している。これは予測と言いながらも何もしなければ当然こうなるという予測である。
その一つに「団塊の世代」の高齢化がある。日本の人口の話をするときに必ず言及される「団塊の世代」。この世代が75歳以上となる「2025年問題」がクローズアップされているが、本当の日本の危機は「団塊ジュニア世代」が高齢者となりつつある「2040年代」にこそあると著者は言う。
いま40代となっている「団塊ジュニア世代」は他の世代に比較して人口は多かったが、その子供たちの世代は目立って増えてはいない。全体の少子化と晩婚化、非婚化の中で埋もれてしまったのであろう。これら「団塊ジュニア世代」が高齢となる2040年代には支える労働者世代も少なくなり、支えられる高齢者がそれまで以上の増えることが想定できる

そして、著者は第2部で「このまま何もしなければ当然来る日本の危機」に対して、「10の処方箋」を示している。私は、この10の処方箋すべてでなくとも、「高齢者を削減」で語られる75歳まで支える側となる方策と、「2・24時間社会からの脱却」の過剰なサービスの排除については諸手を挙げて賛成したい。

自分自身でできることを実践していきたいと思ったしだいである。

(2017.12.18)

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