FC2ブログ
「自分を磨こう!」My favorite books ホーム »2018年03月
 
2018年03月の記事一覧

【書籍】「君たちはどう生きるか」 吉野 源三郎 (著)  

733
君たちはどう生きるか_convert_20180325211603

出版社:岩波書店 (1982/11/16)



漫画版の「君たちはどう生きるか」が大ベストセラーとのことで、一度読んでおきたいと思っていて、漫画を読むよりもまずは原書を読もうと思い、岩波文庫版を購入して読み終わった。

初出は1937年の戦前である。本書は1982年に岩波文庫として再販されたものだが、一部の書き換えはあるようだが、ほぼ原書のままである。物語はまさに戦前という雰囲気であるが、その時代では少し裕福である家庭に育つ中学生が主人公となっている。この主人公「コペル君」が中学生活を過ごす中で様々に経験することを、叔父さんとのやり取りを絡めながら淡々と物語にしたものである。

少年が青年、大人へと成長する過程で悩み、考える姿は、読んでいて清々しい感じもするが、やや時代に引きずられてしまい読みにくく思う面もある。しかし、友人たちとの約束を破ることになる事件に遭遇し悩む場面などはとても感慨深い。

この小説がどのように漫画化され、それがどうしてこれだけ評判になっているのか、興味深くなり、いずれ読んでみたいと思った次第である。

これから読もうと思う方は、まずは漫画版を読めば良いのかもしれない。

(2018.03.25)

-----------------------------------
 おすすめ度 ★★★★☆  
 読みやすさ ★★★★☆
-----------------------------------

category: 小説(文庫)

thread: 読書メモ

janre: 本・雑誌

tb: 0   cm: 0

【Kindle】「ロング・グッドバイ」 レイモンド チャンドラー (著),‎ 村上 春樹 (翻訳)  

732

ロンググッドバイ_convert_20180318072312




村上春樹が日経新聞の1月4日、5日に寄稿した記事を読み、「よっしゃ読んでみるか」と(大袈裟ですが)一念発起し、2冊読見終わった。

村上春樹_convert_20180318073338 

日本でもドラマ化されたりして著名な私立探偵「フィリップ・マーロウ」を主人公とした探偵小説である。ハードボイルド小説の先駆けとも言われ、トレンチコートを身につけた格好いい探偵が主人公的な印象を持っていた。
この「ロング・グッドバイ」は1953年出版。私が生まれる3年前、まだ日本では戦後の雰囲気、その前に読んだ「大いなる眠り」は1939年、戦前である。

確かに読み終わった印象としてはガッツリとして読み応えのある文章でストーリーも面白いのではあるが、如何せん、この時代のアメリカの文章は暗喩、隠喩が多く、回りくどい言い回しなどがどうも読むスピードを遅らせてしまう。

アメリカの小説でも作品によってはそうでないものもあるので、自分の好みだと思う。そのために時間がかかってしまい、面白さも減ってしまうように感じてしまった。

訳者は、原書の雰囲気を忠実に伝えようとしているのだろう。申し訳ありません、という感じ。

大いなる眠り_convert_20180318072332 
出版社:早川書房 (2017/9/30)


 なお、表紙はハードカバー出版、発行日はキンドル版を記載しています。


(2018.03.18)

-----------------------------------
 おすすめ度 ★★★★☆  
 読みやすさ ★★★★☆
-----------------------------------

category: 村上春樹

thread: 読書メモ

janre: 本・雑誌

tb: 0   cm: 0

プロフィール

最新コメント

最新トラックバック

カテゴリ

▲ Pagetop