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2018年07月の記事一覧

【書籍】「孤独のすすめ」、「百歳人生を生きるヒント」 五木寛之(著)  

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孤独のすすめ_convert_20180729075400
 
中央公論新社 (2017/7/6)

百歳人生を生きるヒント_convert_20180729075420
日本経済新聞出版社 (2017/12/21)




久しぶりに五木寛之氏の著書を読んだ。
読むきっかけとなったのは見城徹氏の「読書という荒野」である。その中に、編集者としいて五木寛之氏との出会いや交際模様が書かれていて、ちょっと意外だったこともあり、興味がわき、久しぶりに読んでみようかと思ったもの。

何を読もうかと思っていたが、そういえば最近、老後のことを書かれた著書を出していたなと思い至り、本書2冊を読むことにした。 昨年定年退職して以来、「定年後(楠木新(著))」から始まり、定年後に関する本をよく読むようになった。その後、下重暁子氏の著者なども読んだが、彼女の本はちょっとしっくりこない面もあり、何かもっとこれからの老年時代を生きるヒントがないかと思っていたタイミングと五木寛之氏の著者はピタリと合う読書となった。

「孤独のすすめ」
古来中国では人生を四つの時期に分けて考えたという。それが、「青春」、「朱夏」、「白秋」、「玄冬」である。昔と今の時代を一緒にすることはできないが、人生100年時代と言われる今日の人生もこの四つの時期に分け、25年ごとに考えることができるという。そして老年の始まりは「白秋」であり、50歳くらいからその後の人生を考えるべきと著者は言う。現代のように仕事の定年退職を60歳としている時代では50歳からというのは少し早すぎるように思われるかもしれないが、この頃から将来の生き方を考えるということは必要だと思う。そしていずれは周囲の仲間がいなくなり、一人で生きていくことを考えざるを得ないことになる。その時期のためにも準備に早すぎることはない。

「百年人生を生きるヒント」
「人生50年」と言われた時代から100年も経たずに「人生100年時代」と言われるようになった。本書でも100年人生を四つの時期を捉えて、50歳までの登山の時期、50歳からの下山の時期と分け、50代で下山を意識して考え、60代で人生のリセットする、そこから下山の人生を楽しむヒントが人生論として書かれている。85歳となる著者がそれ以降の年代ごとに書いており、これからその年代を迎える者にとって確かな「ヒント」となる。読んで楽しい読書となった。

(2018.07.29)

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 おすすめ度 ★★★★☆  
 読みやすさ ★★★★☆
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category: エッセイ

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【書籍】「下町ロケット ゴースト」 池井戸潤 (著)  

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下町ロケット_convert_20180728114808

出版社:小学館 (2018/7/25)



池井戸潤という作家はどれだけ引き出しがあるのだろうと思ってしまう。
最初の頃は銀行員時代の経験から様々な企業の内情や経緯などを踏まえて題材にしてきたのだろうと思っていた。
「下町ロケット」もその延長で読んできたが、前回の宇宙ビジネス、そして三作目となる今回の自動車などの部品製造をめぐる物語になるとその範疇を超えて、その筆力に崇高ささえ覚えてしまう。

今回の物語も、このシリーズの最初から舞台となっている「佃製作所」である。今回は、内燃機関に使われているバルブをめぐっての様々な攻防が描かれているわけであるが、その物語の中には「人情」という言葉がぴったりの佃航平が中心におり、また物語の中に次につながる暗喩が込められていたりして、それを読み解くのも面白い。

帯の裏には、「「下町ロケット ヤタガラス」今秋発売」と書かれているように、今回はこの続編がある模様。今から楽しみである。

(2018.07.27)

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 おすすめ度 ★★★★★ 
 読みやすさ ★★★★★
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【書籍】「「仕事を続けられる人」と「仕事を失う人」の習慣」 前川 孝雄 (著)  

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出版社:明日香出版社 (2018/7/6)



 明日香出版社の「習慣シリーズ」(と呼んでよいのかわかりませんが)として発売された前川孝雄氏の最新刊を読んだ。

本書で比較している「習慣」は、「仕事を続けられる人」と「仕事を失う人」の習慣。 極端な表現をしているようにも感じるが、現代のように時代の流れが速く、価値観が目まぐるしく変わる現代においては、このような表現をしても極端とは言えない、そんな時代になっているのかもしれない。

本書はその比較を、6つの観点にまとめ、全体で50項目の習慣を例示している。 時代をよく捉えた視点でまとめられていると思う。項目に挙げられたような習慣に気が付いていない企業の経営者、管理者、リーダーがいかに多いことか。企業という組織でなく様々な組織にも同様なことが言えるのではないだろうか。

50の項目はどれもよく的を得た習慣だと感じたが、第1章の「心構え・姿勢編」の6つの項目が全てを物語っているようにも感じる。

第1章に示されている習慣のキーワードは、「創意工夫」、「挑戦」、「未来志向」、「臨機応変」、「貢献」、「与えられた環境」の6つ。まさに今の時代を生きていくためのキーワードと言えるのではないか。

昨今、「働き方改革」が喧しく、さまざまに論議されているが、果たして「働き方」を真に論議していると言えるだろうか。私には最近の議論が「働かせ方改革」になっているように思われる。 働く者自身がどのように働くかということが「働き方改革」であるはず。そうであれば、働く者自身が、創意工夫し、未来に向けて挑戦し、与えられた環境の中で臨機応変に対応して、社会、組織へ貢献していくという姿勢を持たなければ真の「働き方」にはつながらないだろう。そしてそのような「働き方」から働き甲斐が生まれ、自己実現につながるのではないだろうか。

本書は、ただ単なる「習慣」を解説したノウハウ本ではなく、「働き方改革」が議論されている今の時代に、真の働き方を見出すための道しるべとなる一冊といえる。[/private]

(2018.07.23)

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 読みやすさ ★★★★★
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【書籍】「ファーストラヴ」 島本 理生 (著)  

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出版社:文藝春秋 (2018/5/31)



 2018年上半期直木賞受賞作。早速、購入して二日で読了。時間があったので集中して読むことができた。
 本書を購入したきっかけはもちろん直木賞の受賞であるが、そもそも候補作に湊かなえの「未来」が選ばれていたことから始まる。「未来」は少し前に読んでいたのだが、期待を大きく外れる作品であったためまさか直木賞の候補に選ばれるとは思っていなかった。結果的に受賞しなかったのだが、その作品を凌駕して受賞した作品はどんな内容なのだろうと、そんな不埒な下心から読んで見た。

 女子大学生が自分の父親を刺し殺すという衝撃的な事件を臨床心理士の主人公がその背景を解き明かしていくのではあるが、その主人公自身の人生も解き明かすことになり、読み応えのあるストーリーとなっていた。

 ただ、男性が読むよりも、女性が読んだ方がよほど理解が得られるのではないだろうかというのが最終的な印象。

(2018.07.21)

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 読みやすさ ★★★★☆
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