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2019年04月の記事一覧

【Kindle】「そして、バトンは渡された」 瀬尾まいこ (著)   

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出版社: 文藝春秋 (2018/2/22)



 2019年度本屋大賞受賞作である。選評を見たところ他の候補作と比較して得点が圧倒的であり、多くの本屋選者が投票したことがわかり、Kindle版で読むことにした。

 物語は一人の女性主人公の結婚までの生い立ちを描いているのだが、特に描かれているのは家族をはじめとした人との関係である。生みの親である母親は主人公が幼い時に亡くなっていて記憶がない。その後、父親が再婚し新たな母親と3人で暮らす生活を送るが、父親が仕事の関係でブラジルへ行くこととなるが、主人公はその時に一緒に生活していた母親と日本に残る。この母親がブラジルに渡航した父親と離婚し、新たな男性と結婚する、というように主人公は親子という関係に翻弄される。普通で言えば尋常でない苦労を想像するが、主人公は一時的に涙することはあるものの、自分が流される人生に逆らおうとはせず、その流れの中で自分自身を見出そうとしているかに見える。

 冒頭からしばらくはライトノベルの印象があって途中で読むのを止めようかと思ったが、途中から止まらなくなってしまい、最後には主人公を祝福する気持ちに溢れ、自分自身が心ならずも涙してしまった。

 感動する作品である。本屋大賞受賞が頷ける作品であった。 ​

(2019.04.30)

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 おすすめ度 ★★★★★  
 読みやすさ ★★★★★
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☆ 購入日 2019年04月20日(土)
☆ 価格   1,400円
☆ 読了日 2019年04月29日(月)




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【Kindle】「 ニワトリは一度だけ飛べる (朝日文庫) 」 重松 清 (著)   

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出版社: 朝日新聞出版 (2019/3/7)



 重松清氏の著書は先月「木曜日の子ども」を読んだばかりであるが、そのせいか新聞のちょっとした広告が目についた。「週刊朝日」に連載されてから20年近く経って初めて刊行されたというもの。ちょっと曰く付きで興味を持って読むことにした。

 その経緯について著者がまえがきに記載している。
 「この物語は、平成の半ば頃、とある冷凍食品会社で起きた内部告発をめぐる、ささやかなゲリラ戦の記録であるー」との後に、
 「筆者はこの物語を事件の直後、2002年から翌年にかけて、いったん週刊誌連載で発表したものの、諸般の「事情」があって・・・単行本化は見送った。  しかし、平成が終わろうとする頃になって状況が大きく変わった。事件に深く関わり、有形無形さまざまな「事情」を押し付けて単行本化を拒んできた関係筋の中で、最も強硬な姿勢だった人物が亡くなったのである」とある。

 曰く有りげなことがわかると思う。

 この内容を現実の世界に詮索することなく、読み始めた。

 昨今の企業不祥事を例に出すまでもなくこの手のことは企業にありがちな話だ。それが表沙汰になることが多くなってきたのは、企業経営ということに対する社員の意識の変化ではないか。社員自身にコンプライアンスやガバナンスという意識が高くなり、許しておけないという以前で言えば「正義感」が、ただ単なる意識ではなく「モラル」に高まったということだろう。そのために内部通報も本来の役割を果たし、通報者の不利益も減少してきているのだろう。

 現代の企業経営の一番の要は「正直さ」ということになってきているのだろう。

(2019.04.24)

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 おすすめ度 ★★★★☆  
 読みやすさ ★★★★☆
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 ☆ 購入日 2019年04月04日(木)
 ☆ 価格  680円
 ☆ 読了日 2019年04月19日(金)




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【書籍】「 ノースライト」 横山 秀夫 (著)   

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出版社: 新潮社 (2019/2/22)



 著者の横山秀夫氏と言えば警察小説作家の印象が深く刷り込まれてしまっている。「半落ち」、「64」だけでなく、短編連作集なども警察を舞台にしている小説が多い。中でも「64」は重厚な映画にもなっているだけに余計に印象付けられている。

 と思いつつ今回の作品の解説を読むと、建築設計士が主人公となっているとある。一体どんな小説なのだろうと思いつつ、「64」から6年ぶりという長編に興味を持って読んだ。

 当初の展開がちょっと冗長な感じなのは設定の不思議さのせいだろう。主人公自身の背景なども含めながらストーリーが展開していくが、これが後の伏線となっていることに後から気がついた。

 最後まで読み切り、気持ち良い読後感。久しぶりにしっかりしたミステリー大作を読んだ。 

(2019.04.23)

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 おすすめ度 ★★★★☆  
 読みやすさ ★★★★☆
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 ☆ 購入日 2019年03月30日(土)
 ☆ 価格  1,944円
 ☆ 読了日 2019年04月13日(土)




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【読書まとめ】3月の読書記録  

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 3月の読書メーター
   https://bookmeter.com/users/640279/summary

   第1位 「心の力」 姜尚中(著) 
   第2位 「承認欲求の呪縛」 太田肇(著)


 読んだ本の数:8
 読んだページ数:2558
 ナイス数:4




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心霊電流 下
読了日:03月30日 著者:
スティーヴン キング






夜のフロスト (創元推理文庫)
読了日:03月29日 著者:
R・D・ウィングフィールド




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心の力 (集英社新書)
読了日:03月27日 著者:
姜 尚中





仕事がサクサクはかどる コクヨのシンプル整理術
読了日:03月23日 著者:
コクヨ株式会社



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少数株主 (幻冬舎文庫)
読了日:03月19日 著者:
牛島 信





メモの魔力 The Magic of Memos (NewsPicks Book)
読了日:03月15日 著者:
前田 裕二




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心霊電流 上
読了日:03月12日 著者:
スティーヴン キング


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「承認欲求」の呪縛 (新潮新書) [ 太田 肇 ]
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「承認欲求」の呪縛 (新潮新書)
感想 現代の様々な企業不祥事、また若者による常軌を逸したSNS投稿など、人間の心理を鋭く分析した渾身の一冊。
読了日:03月05日 著者:
太田 肇




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