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2019年09月の記事一覧

【書籍】「我らが少女A」 髙村 薫 (著)   

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出版社:毎日新聞出版 (2019/7/20)







推理小説作家である著者の最新作、「待望の合田雄一郎シリーズ」との新聞広告を読み、今まで著者の作品を読んだことがなかったので、シリーズを最初から読むべきか少し迷ったが、最新作をまず読んでみることにした。
読み始めて驚いたのが、日頃私が通勤に利用している西武多摩川線沿いが物語の舞台となっていたことである。 西武多摩川線は、武蔵野市のJR武蔵境駅から府中市是政の是政駅まで6駅を単線で走る電車である。単線であることから通勤時間帯でも12分に1本というローカル線である。私自身は府中市是政に転居してきた1993年3月から利用している馴染み深いローカル線ではあるが、いかんせんローカル線であることからスポットがあたることがほぼ皆無であった。
利用し始めた当時は多摩競艇場直結の競艇場前駅や東京競馬場の利用客が多かったため「ギャンブル線」とも呼ばれていたが、近年、沿線の住民が増えてきたことや、多磨駅近くに東京外国語大学、警察学校、東京(味の素)スタジアムなどが出来たことにより、通勤利用だけでなく利用者が多くなっている。
本書はその多磨駅に勤務する青年が関係者の一人となっている。
その閑静な住宅に近い野川公園で元中学校美術教師が殺されるという事件が発生したのが12年前。その事件を再度調査する警察関係者の一人としてシリーズとなっている刑事の合田刑事が登場する。
ネタバレとなるので詳しいことは書けないが、舞台描写は楽しく読むことができた。しかし物語としてはやや残念な内容だった。
読書メーターなどの感想なども評価が極端に分かれている。人に勧められるかと問われれば、私は遠慮するな。そんな読後感でした。
 毎日新聞出版社特設サイトはこちら → https://wareragashojoa.com/



(2019.09.27)





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 おすすめ度 ★★★☆☆  



 読みやすさ ★★★★☆


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☆ 購入日 2019年08月15日(木)
☆ 価格  1,980円
☆ 読了日 2019年09月11日(水)
















内容紹介
待望の合田雄一郎シリーズ、最新刊!
一人の少女がいた――
合田、痛恨の未解決事件
12年前、クリスマスの早朝。
東京郊外の野川公園で写生中の元中学美術教師が殺害された。
犯人はいまだ逮捕されず、
当時の捜査責任者合田の胸に、
後悔と未練がくすぶり続ける。
「俺は一体どこで、何を見落としたのか」
そこへ、思いも寄らない新証言が――
動き出す時間が世界の姿を変えていく人々の記憶の片々が織りなす物語の結晶

category: 文学一般

thread: 読んだ本

janre: 本・雑誌

tag: 推理小説  毎日新聞連載 
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【書籍】「日本への警告 米中朝鮮半島の激変から人とお金の動きを見抜く (講談社+α新書) 」 ジム・ロジャーズ (著), 小里 博栄 (監修), 花輪 陽子 (監修)   

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出版社:講談社 (2019/7/20)






前作「お金の流れで読む日本と世界の未来」を読んだのは半年ほど前、米中関係や日韓関係の激変もあり、7月に出版された本書を読んだ。
日本の現状を憂うる内容は前作と同様であり、特筆されている「少子高齢化」、「巨額の長期債務残高」。現状の政権の無為無策を憂えているが、それを看過している日本国民に警鐘を与えてはいる。
しかし、何となく認識はしていても自身の問題として捉えている人は少ない。何においてもそうではあるが、自分が生きている時代の中では問題は起こらないだろうと無意識に、そして楽観的に先送りしているのだろう。私だって例外ではない。同様に頭では本書の内容を憂えているとは言っても現実的な言動はいたって自己本位である。
このままで良いのだろうか。政治的な問題を変えることはできないが、「日本への警告」を「自分に対する警告」として、頭の中に入れておくことしかできない。
私自身も無為無策ということだ。

(2019.09.26)





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 おすすめ度 ★★★★☆  



 読みやすさ ★★★★☆


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☆ 購入日 2019年09月03日(月)
☆ 価格  990円
☆ 読了日 2019年09月05日(水)


















内容紹介
いま中国や朝鮮半島で起きている劇的な変化は、日本にどんな危機をもたらすのか?
どうすれば日本人はその危機を打ち破り、新しい未来を築けるのか?
世界的投資家だけに見えている日本の未来の切り開き方!
「日本人は今、何かがおかしいとわかっているのではないか? 少子高齢化と巨額の長期債務残高を放置しても破綻しない『ニューエコノミー』など、存在しないのだ」
常に人の先を読み、目先の動きにとらわれずに決断し、偉大な成功を遂げてきた世界的投資家、ジム・ロジャーズ。
彼の目から見れば、日本にはあきらかに大きな危機が訪れている。それは根本的で長期的な危機、すなわち人口減少と財政破綻だ。
放置すれば破滅的未来しか待ち受けない重大な危機であるにもかかわらず、日本人は手を打とうとしているように見えない。ここ10年で近隣のアジア諸国が劇的に力をつけてきたのと比べれば目がくらむほどの落差ができたというのに。
「日本は世界で最も素晴らしい国のひとつになれるし、なるべきだ」
政府はけっして国民のためを考えて政策を立案しているわけではない。あなたのお金は官邸や財務省よりもあなた本人のほうがずっとその使途をあやまらない。権力、常識、他人の言うことに頼るのではなく、みずから観察し、未来を見抜く目を持つことが、あなたの仕事と生命、子どもを守る。著者がみずから生まれ故郷から脱出して新天地で成功を手に入れたのと同じものを、本書を読めば手中にできる。その知恵と勇気を授かる話題書が、ついにここに誕生した。
【目次】
第一章 日本人が見て見ぬ振りをする、破滅的な未来
第二章 日本人が今克服すべき課題
第三章 アメリカ、中国、朝鮮半島――これが変化の本質だ
第四章 家族とお金を守るために私が学んだ九つの成功法則
第五章 これからの時代に勝つ投資

category: 社会一般(新書)

thread: 読んだ本

janre: 本・雑誌

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【Kindle】「 死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発 (角川文庫)」 門田 隆将 (著)   

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先日「新聞という病」を読み終わり、著者の代表作とも言える本書を読みたくなり、早速Kindle版を購入し、読み終わった。

2011年3月11日からすでに8年半を過ぎ、当時の記憶も薄れがちであるが、我々が報道でしることができた内容以外でここまでのことが起こっていたのかと改めて思い知らされた。
もちろん福島県の地域住民の方々にとっては終わっていないことであり、日本にとってもまだまだ終わらない事故であるわけだが、市井の我々にとっては思い出さなければ記憶に上らないこととなっているのが実際である。

今回、本書を読み、本書の中心である吉田所長をはじめとした関係者の必死の取組みにより、我々が記憶に上らない現実を生きることが出来ていることを思い知らされた。関係者の「最悪の事態として、日本が、放射線汚染されていない北海道と西日本、そして人が住めない東日本という3つに分割されていたかもしれない」という言葉には背筋が寒くなる思いだった。

福島原発は海抜10m以上の場所に設置され、東日本震災の際の津波は想定されていなかった、というのが東京電力の説明としてよく聞かされる話である。しかし、それをそのまま信用するか、疑うかは人それぞれかもしれない。
しかし著者は、この事故を未然に防ぐチャンスは2度あったと主張している。第一のチャンスは2001年9.11テロである。その際にアメリカの原子力規制委員会が「全電源喪失」「冷却不能」の可能性を指摘し、日本にも伝えられたという。また第二のチャンスは、2004年12月のスマトラ沖地震である。マグニチュード9.3の巨大地震と大津波により22万人もの死者を出した。巨大地震と大津波が人知を超えるものであることをしめしていた。これらのチャンスに日本の原子力関係者は対応することはなかった。その関係者の中には本書の主人公である吉田所長も含まれるのだろう。あるいはそのような警鐘に対して対策を訴えた側なのかもしれない、しかし会社としてまた国としての対策にはいたらなかった。これを一般的な結果論として片付けるには事故が大きすぎる。大いに検証し、今後の対策に万全を期すことが最も重要なことだろう。

本書がそのための参考図書になっているのであれば、その後に亡くなられた吉田社長の安心されるのではないだろうか。

(2019.09.23)

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 おすすめ度 ★★★★☆  
 読みやすさ ★★★★☆
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☆ 購入日 2019年09月05日(木)
☆ 価格  450円
☆ 読了日 2019年09月18日(水)






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category: 社会一般(文庫)

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【Kindle】「 新聞という病 (産経セレクト新書)」 門田 隆将 (著)   

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  本書の著者である 門田隆将氏の著書は3冊目。前回読んだのはオウム死刑囚の井上嘉浩を扱ったノンフィクション「オウム死刑囚 魂の遍歴 井上嘉浩 すべての罪はわが身にあり」である。これは昨年末に購入し一週間で読んだ記憶がある。かなりボリュームのある本だったが、筆致が良く、読みやすいものだったせいもあり、また、内容的にも7月にオウム死刑囚の死刑が執行されたばかりで発行されたということから興味を持ち、一気に読んだ記憶がある。

  今回、本書を読もうと思ったきっかけもいつも通り日経新聞の下段広告である。産経新聞出版社の広告に掲載されていてタイトルに惹かれて読んだものである。当初、先にあげた書籍の筆者と同一という意識がなく、読んでいる途中で筆者をAmazonで検索した際に気がついた。そしてその内容に共通的なこともあり、納得していた。

  著者(1958年生)は大学卒業後に新潮社に入社し、「週刊新潮」配属として記者としての職業をスタートさせている。「週刊新潮」に連載していた記事をもとにして書籍を出版するなど著述も行なっており、2008年に新潮社を退社独立し、ノンフィクション作家として本格的に執筆活動を行っている。

  本書も前回の読書時に感じたのと同様にとても読みやすい筆致であった。本書は各種の雑誌などに投稿したコラムをまとめたものであるが、内容がそれぞれの章立てで一貫していてとてもわかりやすい。
  著者の主張はタイトルにあるように、日本のマスコミ、特に新聞に対する懸念である。
私自身も先日ある記者会見に立ち会ったことがあるが、新聞社記者が会見対象者の言質をあげつらうような質問しかしていないことに辟易したことがある。これで新聞は事実を伝えられるのだろうかとその時に感じた。この点については本書にも「地道な取材よりも会見の失言狙い」として掲載されている内容でもある。 また、現在の日韓関係悪化が朝日新聞の慰安婦問題に関する誤報であることや、福島原発事故の際に作業員が所長の命令に反して撤退したという誤報記事(後に取材撤回)など、リベラル新聞社に対して、現在の読者の拠り所はインターネットであり、このような姿勢の新聞社の将来を憂いている。先日の会見の際に感じた印象があったことから、まさにその通りだと私も感じた次第である。

  良いタイミングで本書を読み、これは著者の代表作とも言える福島原発事故を扱った書籍を読まなければと思い、早速AmazonからKindle版を購入した。楽しみである。

(2019.09.22)

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 おすすめ度 ★★★★☆  
 読みやすさ ★★★★☆
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☆ 購入日 2019年08月29日(木)
☆ 価格  903円
☆ 読了日 2019年09月05日(木)




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【読書のまとめ】 8月の読書  

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8月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:1749
ナイス数:38

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「直観の経営 「共感の哲学」で読み解く動態経営論」

感想 難解なため途中で断念。野中郁次郎氏の部分のみ読了。
読了日:08月28日 著者:
野中 郁次郎,山口 一郎

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【第161回 芥川賞受賞作】「むらさきのスカートの女」

感想 芥川賞受賞作品であるが、私には良さがわからなかった。芥川賞のジャンルと自分が合わなくなってきているのだろうか。
読了日:08月26日 著者:
今村夏子

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「Think CIVILITY(シンク シビリティ) 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である」

読了日:08月21日 著者:
クリスティーン・ポラス

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「さよならの儀式」

読了日:08月19日 著者:
宮部みゆき

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「フロスト気質 上・下 (創元推理文庫)」

感想 長かったな〜、初めの頃のストーリーを忘れている・・・
読了日:08月01日 著者:
R.D. ウィングフィールド

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